今から5年ほど前のこと。
私は当時15歳で、横浜のKという場所に住んでいた。

地元の高校に通っていて、付き合いの長い3人の友人がいた。

幼馴染の友人みなみ、中学からの仲間、晃(あきら)、慶太(けいた)。

私たちは、深夜に家を抜け出しては公園やコンビニで雑談をしていた。

この小さな街はどこも退屈で、私たちは日々を浪費していた。