「…でお前、マネージャーなんだろ?今日の練習早く言えよ」

1人でびくびくしていると
ムッとした表情の男の子がイラつき気味に私を見ていた

『あっはっはぃ!えっとえっと…』

私はガクガク震えながら慌ててバインダーの紙を見た

練習メニューの最初に【外周】と書いてあった

『さ、最初は外周ですっっ!』

私はみんなに精一杯の声で叫んだ

「外周かー…っだりぃなぁ」

みんなはだるそうに肩を落とした

『すっ、すいません…』

私はなぜか自分のせいだと思い謝った

「なに?なんであんたが謝んの?」

『ぇ、あの…なんとなく…です』

私はバインダーでバッと顔を隠した

「??…ま、とりあえず走るかー…」

男の子達は軽く体操をすると走って行った

(うぅ…やっぱり怖いよぉ泣)

私は泣きたい気持ちになった