ようこそゲストさん
ずっと好きだった相手は大好きな私の親友と付き合っています。
「陽菜…大丈夫。俺がいるよ…」
そう言っていつも頭をなでてくれる。
「先輩…私、先輩のこと好きになりたい」
こんなに優しい2個上の先輩。
もうすぐ先輩は卒業する。
「俺は陽菜が好きだよ…」
ずっと私のことを好きでいてくれる先輩。
無神経なのはわかってるけどつい頼ってしまう。
先輩だけが唯一ずっとそばにいてくれたから。
それでも…
「私はあいつのことが好き…だから…」
「俺だって陽菜が好きなことは辞められないから、本気で好きじゃなきゃ恋の相談になんて乗らないよ」
「先輩…」
「だから、そろそろ俺のことだけ見てくれない?」