ケータイ小説 野いちご

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野いちご10周年記念コンピレーションアルバム『ずっとずっと、大好きな君のそばで。』

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野いちご学園の新着投稿

    • 後輩
    • 放課後
    • 屋上
    • 胸キュン【お題】

    ――いざ立ってみると、やっぱり怖気づいてしまうようで。

    決心をしてこの場に立っているはずなのに。
    梅雨独特の湿っぽい風が私の涙を攫って行く。
    下を覗き込むと思ったよりも高くて決心が揺らぐ。
    私の決意はこんなものか、と思わず自嘲気味な笑いが零れ落ちる。

    一歩、足を前に差し出した時。

    「――ねぇ」

    思わず足を引っ込めてしまう。
    声の主を探すために振り向く。
    すると、意外と近くにいて。
    ふわふわとした鮮やかな栗色の髪の毛に、クリッとした大きな瞳。

    話題になっていた可愛い一年。
    私は三年だし、帰宅部だから接点はないはず。

    「捨てる命なら、俺が貰っても良いよね?」

    疑問が頭を飽和している中、彼が手を伸ばして私を引き寄せる。
    いきなりの抱擁に、ワンテンポ顔が遅れて真っ赤になる。

    「俺のこと、生き甲斐にしてよ」

    屈託のない無邪気な笑みに、胸が高鳴る。



    ――ここから始まる物語。

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    • 同級生
    • 放課後
    • 教室
    • 胸キュン【お題】

    きゃあ、と窓の外で弾けるような声がした。

    太陽のオレンジに照らされて、水飛沫がキラキラと光る。

    すっかり濡れてしまったスカートを翻して逃げ回る女子は、ホースを持つ男子がどれほど優しい表情を浮かべているのかを知らない。

    「いいなぁ」

    ふと自分の口から漏れた言葉に驚き、小さく笑う。独り言なんて欲求不満か私は。

    でも──・・・

    「恋、してみたかったな」

    「……すればいいじゃん」

    澄んだ声にぎょっとして振り返る。

    「神谷」

    「なんで恋、しないの?」

    「…もう3年だし恋は相手もいるからね」

    乾いた笑いが虚しい。

    外のソーダみたいな眩しい飛沫が私の所まで飛んできてくれれば良いのに。

    そうしたら私は、甘い恋ができるのに。

    いきなり神谷がカーテンを引いた。

    唇に柔らかいものが触れる。

    「え?」

    「あのさ斎藤」

    神谷が耳元で囁いた。




    ──恋って落ちるもんだよ。

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    • ヴァンパイア
    • お昼休み
    • 体育館倉庫

    私はいつもお昼休みには人のいないところで読書をしていた。

    その場所は体育館倉庫でとても落ち着く。

    ヴァンパイアなので中の電気をつける必要も無く本を読める。

    そんな感じで至福の時を過ごしていたのだけどー…。

    「…いるか?聖歌」

    思わぬ邪魔が入ってしまったようだ。

    同じヴァンパイアの凱斗は奥にいる私の姿を見つけるとすぐに近づいてくる。

    「………」

    気にしないことにして本の文字を目で追いかける。

    でも、頭に入ってこない。

    真正面からじーっとこちらを見てくる彼の視線のせいだ。

    「……邪魔しに来た…の…」

    気づいたときには私の背中はマットについていた。

    つまり…押し倒された?

    「俺が邪魔したのも悪いけどヒドイよね〜」

    彼はわざとのように非難すると、そのまま私に覆いかぶさる。

    そして私の唇に人差し指をあてると一言、呟いた。

    「早く俺のものになったらいいのにな」

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