*華月譚*月ノ章 姫君と盗賊の恋物語
ファンタジー
完
7
- 作品番号
- 936127
- 最終更新
- 2016/05/15
- 総文字数
- 225,682
- ページ数
- 650ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 2,202,397
- いいね数
- 7
- ランクイン履歴
-
ファンタジー13位(2014/03/10)
- ランクイン履歴
-
ファンタジー13位(2014/03/10)
花の都ーーー華月京(カゲツキョウ)
瑠璃の夜空に鬱金の望月が浮かぶ夜
二条大路の東、右大臣邸で出会った二人
泉のように澄んだ
青い瞳をもつ姫君「六の君」
その名はーーー汀《ミギワ》
(天真爛漫で破天荒なおとぼけ少女)
炎のように燃え上がる
紅い髪をもつ異能の盗賊「火影童子」
その名はーーー灯《アカリ》
(無口で無愛想、ときどき毒舌)
*
怪我を負った火影童子を見た六の君は
昔飼っていた子犬を思い出し
《蘇芳丸》と名づけて
甲斐甲斐しく世話を焼くのだが……!?
「お〜い、蘇芳丸〜」
「……………」
「はい、蘇芳丸。あ〜ん」
「……………阿呆か」
「この枝を投げるから、取ってきてね!」
「……………犬ころ扱いするな」
*
異形の二人が織り成す
平安王朝風ファンタジー
レビューありがとうございます
椛ちあき様/氷月あや様
この作品のレビュー
貴族文化が花開き、風雅に香り高い都、華月京。 ある望月の晩、青い瞳の姫君、汀【みぎわ】は、赤い髪の盗賊、灯【あかり】と出会う。 天真爛漫な汀と無口で無愛想な灯がは、次第に惹かれ合い――。 と書くと、小難しくてお高く留まった文学作品のようですが、そんなことはなく。 かわいい! つかみどころがないほど天然な汀も。 汀にペースを乱されっぱなしの灯も。 とにかくかわいい! 著者様の平安時代文化や和歌に対する深い造詣が、物語にリアリティと奥行きを与えています。 ほんわりとかわいらしくもあり、凛と張り詰めた上品さも併せ持つ、平安王朝風ファンタジーです。
安定した独特の世界観と、個性の強いキャラクター設定。 とにかく面白い作品でした! 主人公の汀は貴族のお姫でありながら、天真爛漫で破天荒。無邪気で自由奔放な振る舞いで周囲の人々をどんどん振り回します。 そして、盗賊の青年・灯。初めは無口で無愛想で、汀が話しかけてもろくに返事もしない。そんな灯が汀に振り回されてどんどん口数が多くなり、新しい面が次々に出てきます。 そんな二人を取り巻く人々も、とっても個性豊かで魅力的。 しかも、超変態な皇太子まで登場! さて、破天荒な姫君と無愛想な盗賊の恋の行方は?
この作品の感想ノート
設定、雰囲気、ヒロインの性格…全てが私の好みにストライクすぎて……笑
ついつい時間が経つのも忘れて読んでしまいました。
続編も全部読ませて頂きます!
素敵な作品をありがとうございました♪
初めまして!
作品読ませていただきました!
クールな灯と自由気ままな汀に癒されました。
1回読むと止まらなくなり1日で読み上げました笑
続きの作品も読ませていただきますね!
あとファン登録しせていただきました!
♪氷月あや様♪
読んでいただき、ありがとうございます!
氷月さまの『リヴオン』のほうにも書き込んでしまいましたが、本当に未熟な作品で、お恥ずかしいばかりです……が、レビューまで頂けて最高の気分です!
こちらは本当に自分の趣味を盛り込んだ自己満足の作品なんですが、少しでも共感していただけたなら幸いです。
ところで、三筆、というお言葉にかなり反応してしまいました!私も大好きなんです。特に橘逸勢さんの字が好きで。思わぬ一致に感動です。
話が逸れてしまいましたが、いつもありがとうございます。また氷月さまの作品にお邪魔いたしますね!
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