- 作品番号
- 446397
- 最終更新
- 2023/11/01
- 総文字数
-
39,402
- ページ数
-
84ページ
- ステータス
-
完結
- PV数
- 109,380
- いいね数
- 3
もし、私の心を白くする力があるなら
雪みたいに真っ白で
純粋な色に変えてください…
そう願えば願うほど、
黒く汚れていった
ただ、貴方の好みに
近づきたかっただけなのに
*
降りしきる雪が
全て融けきったあとに残るもの、
それは──
*
2021.10.15~新エピソードを追加して改稿中
- あらすじ
- 専門学校生の紗矢花は会社員の黒瀬響と付き合っている。けれど他に女の影があり、何度も別れては、またよりを戻すという不安定な関係。ある日、兄のように慕うピアニストの遼に突然キスをされ、異性として意識するようになるが……。
この作品のレビュー
2016/05/13 02:15
ネタバレ
切ない思いの行く先には
紗矢花をただ、ひたすら思い続ける遼。
女の影を感じながらも彼氏を思う紗矢花。
お互いただ、好きなだけなのに。どうしてこの思いは交わらないのだろう。
『好き』だという言葉は交わすのに。
切ない思いをどうしても押し殺すことができない。
彼氏の響と付き合いながらも遼とも関係を持ってしまう紗矢花。確かにズルい。だけど、自分の気持ちが分からなくて、絆されてしまうことはわからなくもない。
文章の描写一つ、一つがとても綺麗で切なさと儚さ、そして辛さがとても伝わってきます。
紗矢花と遼の関係はかなり胸を打つものがありますが、だからこそ二人の恋の行方にぜひ注目してみてください。
2016/05/11 23:27
ネタバレ
もどかしい二人の切ない関係
相手を大切に想うからこそ、手を出せなかったり、自分の気持ちを伝えられなかったりすることがあります。
ずっと大切に心に隠し続けてきた恋心。
“彼”が迎えにくるまでと、限定で続けられる遼と紗矢花の関係は切なすぎます。
それでも、ゆっくりとお互いの気持ちを思いやり、離れた二人。
失って初めて気づくのは、相手への深い想い。
もどかしくて切ない。
だからこそ、大切な人にはちゃんと、自分の気持ちを伝えようと思いました。
完結お疲れ様でした。
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