夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく
恋愛(ピュア)
完
4,796
- 作品番号
- 1366049
- 最終更新
- 2021/03/18
- 総文字数
- 169,361
- ページ数
- 300ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 17,512,904
- いいね数
- 4,796
- ランクイン履歴
-
総合9位(2017/06/30)
恋愛9位(2017/06/25)
- ランクイン履歴
-
総合9位(2017/06/30)
恋愛9位(2017/06/25)
世界は暗い灰色で
そんなとき、君の絵に出会った
「俺はお前が嫌いだ」
「お前を見てると苛々する」
冷たくて残酷な君だけど
「俺は天才だからな」
その手が描く色鮮やかな世界は
あまりにも綺麗で
あまりにも優しくて
「今からお前に世界の全てを見せてやる」
君が私の世界を変えてくれた
「もうお前とは会わない」
それなのに、どうして
私から離れていくの?
- あらすじ
- 〈丹羽 茜〉
マスク依存症の少女
心に負った深い傷が癒えないまま
優等生を演じて生きている
〈深川 青磁〉
画家を目指す少年
自由奔放で好き勝手な性格
誰にも言えない秘密を抱えている
- 読む
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この作品のレビュー
この作品の感想ノート
はじめまして。 茜役の久間田琳加ちゃんのファンで、原作と内容知らずに映画から入りましたが、茜がまるで昔の自分を見ているかのように境遇も、どうしてマスクを手放せなくなり、本当の自分を演じるようになってしまった理由も全く同じで、私のこと書いてるのでは?と錯覚するほどで、気づいたら泣いていました。
小学5年で私も言葉によるいじめを受けて、大人になった今でも時々フラッシュバックしてしまうほどの心の傷を抱えながら、「いじめられない自分」になるには、自分の本心を隠さなくてはいけないし、おかしいと思うことがあっても口に出しちゃいけないと思ってしまい、中学生の頃、いじめてきた加害者がいない学校を選び、本当に茜と全く同じような状態で自分を殺しながら学校に通い続けましたが、体調を崩し、不登校になってしまったことがあります。
当時はとても苦しかったし辛かったですが、この作品に出会えたことで、「本当の私」に気づいていた人もいたのではないか?と思えて、自分自身と向き合えるようになりました!! 本当に素敵な作品をありがとうございます( т-т)
今まで、間違えることがすごく怖かったです。自分が悪いとわかっていながらも怒られたりしたら、すごく傷ついて小学生の頃に1度、カウンセリングに行ったことがあるほどでした。
けれど、この作品に出会って「別に死ぬわけじゃない」という言葉に救われました。今では、嫌なことがあったらこの言葉を思い出して頑張っています。
ありがとうございました!これからも応援しています。また、映画化おめでとうございます。とても面白かったです。
映画化される前から何度も読んできました!私の推しが青磁をやると情報解禁されて、映画が公開されるまでに何度も読みました。
私も茜と同じように作り笑いばかりしてきた学生生活だったので自分に照らし合わせて泣いてしまいました。この本を読んで、別に無理して笑わなくて良いんだと思いました。
そしてこの本を読んでから、空をよく見上げるようになりました。青磁色と茜色、確認することができました。とても綺麗で自然と涙がでてきました。
汐見先生の作品、たくさん読みたいと思います!!
この作品の書籍情報
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