「愛してる」、その続きを君に

恋愛(ピュア)

つるぎ須磨子/著
「愛してる」、その続きを君に
作品番号
671740
最終更新
2014/05/30
総文字数
247,314
ページ数
351ページ
ステータス
完結
PV数
179,929
いいね数
8
信ちゃんへ。


どうか私のこの想いが


重荷になりませんように。


あなたを愛し続けると


私が勝手に決めただけなのだから…


けれどきっともう


あなたには会えない。


それならばいっそのこと


あなたとの未来も


重ね合わせる時間も


希望に満ちた夢も


「愛してる」、その続きも


全てこの海の泡のように


消えてしまえばいいのに…





ナツへ。


俺たちの想いは


決して消えたりはしない。


この愛がいかに本物だったか、


どれほど優しいものだったか、


必ず形にしてみせる。


俺の中に、おまえの声も瞳も


ずっと生きている。


渇くことのないこの想いを、


「愛してる」、その続きを


一生をかけて


おまえに捧げる。


想い出の星が降る


この場所で…





図らずも罪を犯し

服役することになった信太郎と、

彼を想いながら一途に待つ夏海。

けれど、彼女に残された時間は

あまりにも短くて…


「ふたり。Triangle Loveの果てに」に登場する天宮信太郎の若かりし頃の物語です。

「はぐれ雲。」に出てきた「あの人たち」も少しですが登場します。

この作品のレビュー

★★★★★
2018/02/22 21:51
投稿者: ももかさ さん
涙が止まりません

ハッピーエンドが好きな私ですが、引き込まれて久しぶりに大泣き、ティシュ片手に最後まで読みました。つるぎ須磨子さんの作品をこれで制覇しました。色々と繋がりが解り…又改めて読み直したいと思っています。

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この作品の感想ノート

卯月十五夜さま。
最後まで読んでくださり、また素敵な感想を書き込んでくださって、本当にありがとうございます。
卯月十五夜さまの心に残る作品であったこと、大変嬉しく思っております。
これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。

2014/04/08 15:48

はじめまして。涙目になりながら一気に読ませていただきました。
肝心な所での究極のすれ違い。やむにやまれぬ状況とはいえ、なぜ彼らがこんな事にと、切なすぎて涙。お話に感情移入しすぎたあまり、ノホホンとダラけていた相方に八つ当たりしました。ごめんよ、旦那さん。
分かりやすいハッピーエンドではないけれど、雲の切れ間から射す日の光が徐々に広がっていくのを見るような、そんな思いでした。
これから、その後の信太郎が出てくるお話を読ませていただきます。どんな彼に出会えるか楽しみです。

2014/04/08 13:57

この作品のひとこと感想

すべての感想数:13

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