月の雫 -君と歩む彼方への道-

ファンタジー

キサキレオナ/著
月の雫 -君と歩む彼方への道-
作品番号
265604
最終更新
2015/10/07
総文字数
88,122
ページ数
288ページ
ステータス
完結
PV数
1,165,065
いいね数
2
ランクイン履歴

総合94位(2009/07/03)

ランクイン履歴

総合94位(2009/07/03)

ここ、魔道士研修所に入ってきた新入りは、

おそろしく優秀で、冷血でつっけんどんな、いけすかないヤツだった。

いつも目深にフードを被って、顔すら見せようとしない。

それどころか、やる気があるのかさえわからない。

そんなヤツがオレのペアだって?

まったく、冗談きついよ……


-----魔道士の卵たちが集うここ、魔道士研修所で繰り広げられる、

心と心で語りあうファンタジー。


----

あえて現代語(シールドとかガードとか)を使ってます。

格調高くはないけど、読みやすいかと。

---

↓現代風にアレンジした登場人物紹介


シレン…主人公。魔道士の卵

シルヴァイラ…謎の転校生

レイジュラ…先輩・優等生

じいさん(大僧正)…校長

---

皆様、ご感想・レビューありがとうございます!

この作品のレビュー

★★★★★
2015/10/05 02:43
投稿者: 馳月基矢 さん
心の壁を越えた向こうに

魔道士を目指す研修生のシレンは、ある日突然、謎の新入り・シルヴァイラとペアを組まされることになる。 フードを目深に被った無愛想なシルヴァイラと、どうにか仲良くなろうと苦労するシレン。 すげなくあしらわれてばかりの毎日にうんざりしていたところ、シルヴァイラの「正体」を目撃してしまい、その過去に触れて……。 「心」に関係する魔法において桁外れの力を持つシルヴァイラと、次第に感応力を高め、自身の立ち位置を見出していくシレン。 人の心の内側に直接触れるシーンは迫力があって、心というものの在り方を感じさせられます。 シレンの価値観の変化、シルヴァイラをとらえる過去の呪縛、レイジュラが抱える苦悩。 それぞれの心の成長が描かれる、未来への旅立ちの物語です。

続きを見る
★★★★★
2009/09/27 11:43
投稿者: 蔓梅擬 さん
面白かった(^ω^)

読んでて楽しかったし 学ばさてもらえる所も たくさんありました。 小説ゎ面白くないと途中で 読むのをやめることが 多いのですがこれゎ逆に 続きが気になりました。 ですので全部よむことが できました。 ファンタジーが好きな方ゎ オススメです∩^ω^∩

続きを見る
★★★★★
2009/09/01 14:38
投稿者: いとう純子 さん
ネタバレ
心理的な魅力

レビューを見る

この作品の感想ノート

(上の続き)

レイジュラの歪みっぷりといえば、敬愛する小室直樹先生が「日本では立派な家庭の優秀な子がある日重大な犯罪を犯す、これは諸外国では見られないことだ」とおっしゃっていまして。秋葉原事件はじめ重大犯罪を起こした人は、親との関係をこじらせてしまった人が本当に多いんです。うちはレイジュラ家的だったので(苦笑)彼らの苦しみがわかる部分も多々あります。(暴れるより自殺していたでしょうが。)離島の環境に興味があるのも実はこの問題に大いに関係があります。

親との問題は多くの人が抱える問題で、少しでも解決の糸口になればと、さまざまに歪んだキャラをせっせと量産しています(汗)

あやさんの「離島で〜」シリーズで、ご両親への愛と尊敬・近さを感じて、こういうご家庭だったら大丈夫なんだろうなと思ったのですが、あやさんはあやさんの苦悩があったんだな、と私小説を拝読して思いました。
#感想はそちらにお邪魔しますね。

笑わないキャラ……いいですね。どの子だろう……(探している)

この度はお忙しいのに丁寧なレビュー&ご感想、本当にありがとうございました。
これからもちょくちょくお邪魔させてくださいね♪

2015/10/07 10:38

氷月あやさま

あやさん!こんにちは!
早速おいでくださったのですね。
これは野いちご時代に「15歳のなんとか」なテーマに沿って書いたもので、中高生くらいを念頭に書きました。今見ると表記もぐちゃぐちゃだし恥ずかしいです^^;

こんな、大したストーリーもない話が、文章力のある方がまとめてくださるとあんな素敵なあらすじになるんだと感動しました。いやほんと。ありがとうございます。めっちゃ嬉しいです。これ表紙に書こうかな(ぉぃ)

シルは魔法として語っていますが、あれ別に魔法抜きで全然通じる話なんですよね。ああいうのを書きたくて、そうだ、魔法に乗っけちゃえ、となりました。

レイジュラはやっぱり頑張ってしまうんでしょうが、今までの彼とこれからの彼はきっと違うでしょう。
二人は旅立って彼は残るけど、エリートには個人の望みを超えた役割を担わないといけない、そんな責任もあるんだろうなと思います。私はエリートじゃないから自由に生きてますが、過去の英雄、一部の政治家さんやエリートを見ていると本当にそう思います。シルもエリートだから、そのうち個人レベルではいられない、重大な位置を占めることになるのかな、と。

(続く)

2015/10/07 10:38

少しずつ読もうと思っていたのに、続きが気になって、結局ラストまで読んでしまいました!

口当たりが柔らかい文章とシレンの素直な人柄に、するすると引き込まれました。
心の感じ方を事象と切り離すことで心理学的な魔法が使える、というあたりとか、シルヴァイラが使う力のひとつひとつにリアリティがありますね。

リアリティといえば、レイジュラの内面の歪みっぷりがリアルです。
ちょっと一息入れてくれればいいのに、これからも頑張ってしまうんでしょうか。
先にイラストを拝見したこともあって、彼の印象はとても強いです。

シルヴァイラの容姿が好みだったりします(*^^*)
私のところにも「銀色の髪・金色の瞳・無愛想・笑わない」というキャラがいて(少年ですが)、描写をいちいち楽しんでいました。

素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました♪

2015/10/05 02:42

この作品のひとこと感想

すべての感想数:17

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