【短】星のカケラが海に落ちた

ファンタジー

志月 彩珠/著
【短】星のカケラが海に落ちた
作品番号
1568217
最終更新
2021/07/24
総文字数
2,599
ページ数
10ページ
ステータス
完結
PV数
479
いいね数
0
僕らは真夜中、その雫の中に落ちていく。



たぷん
たぷん



まるで深海から這い出る海月のように、
色とりどりの光を持って、雫の中を揺らぐ。


ふと、紫と桃色を足したような彼女が声を掛けてくる。



「ねーぇ?今夜は月がきれいだね」

「星海(きら)はロマンチストだよねー…」



僕は蒼と黄色を足したような色で、
少しだけ深く雫の中へと沈むと、
彼女の体の下に入り込んで、
そのまま包み込むようにして抱き締める。



そして…今、全ての願いと共に…。
星のカケラが海に落ちた。



蒼月(そら)

×

星海(きら)

あらすじ
弓削あずき様から頂きましたお題…。
「星のカケラが海に落ちた」です。

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