後輩って、
もっと可愛いものだと思っていた。
*
しつこく構ってくるわりには
去り際はあっさりとしてたり。
猫のように気分屋でマイペースで
たまに甘えてきたり。
鬱陶しいくらいで、
生意気だと思っているのに。
「先輩のこと、マジで好きだから」
何度も拒んでも、
ズカズカと土足で踏み込んできて
心の内側の方に、
するりと入り込んでくる。
その瞬間に、“ああ、もう手遅れだと”
気づいてしまったんだ———。
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ケータイ小説 野いちご

作品番号
1558717
最終更新日
2019/7/31
年下の生意気な奴に懐かれました。
水沢ゆな/著
ジャンル/恋愛(ラブコメ)
339ページ 完
PV数/910,364・総文字数/137,897