大人になれなかった君とぼく

絵本・童話

赤鈴/著
大人になれなかった君とぼく
作品番号
1541625
最終更新
2019/01/20
総文字数
11,399
ページ数
9ページ
ステータス
完結
PV数
487
いいね数
1
ランクイン履歴

絵本・童話11位(2019/01/25)

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絵本・童話11位(2019/01/25)

~あらすじ~

 翔太くんは学校に行くのが嫌でした。
なぜなら、いじめられていたからです。
誰にも相談できず、友達もいませんでした。
 ある年の春も終わろうかという頃のことです。
その幼い心はついに限界を迎え、とうとう学校の屋上から飛び降りてしまいます。
 気がつくと、そこは見たことも、来たこともない、真っ白い世界でした。
そこには透き通った川が流れ、それを挟むような形で色とりどりの花が咲き乱れています。
川には一本の白い橋がかかっており、その上に誰か立っています。
人間にしてはあまりに小さく、黒い毛に覆われていました。それは、よく見ると一匹の黒猫でした。
黒猫は翔太くんに気づくとニコッと嬉しそうに笑みを浮かべた後、物凄い勢いで駆け寄ってきました。
「クロ」と名乗るその黒猫は、自分は人間の手によって捨てられた後、保健所に送られ、ここに来たと告げます。
 こうして、いじめられて自殺した男の子・翔太くんと、捨てられて保健所で人間に殺処分された黒猫・クロは出会い、二人は天国までの道のりを共にすることになったのです。
そこで生まれる二人の絆とは――。



~本書を読むにあたって~

 お読みになる際は「絵本」を読むような感じで読んでください。
筆者である私自身、それを意識して今回執筆させていただきました。
ちなみに、筆者も小中といじめられた経験があります。なので、翔太くんの心情描写の点においては自分と重ねて書いた部分もあります。
なるべく難しい言葉は避け、誰にでも読みやすいよう心掛けたつもりです。
本当に感覚的には小説というより、絵本に近いと思います。
ただ、私の画力が壊滅的に残念なので挿絵をつけることは現実問題として難しいと言わざるを得ません……(つけたいな、という願望はあります)
小説を読むのが苦手な方も、どうぞお気軽に読んでください。
あらすじ
続編「大人になった君とぼく」

日本語字幕あり
http://youtu.be/gIN1aSsn06w

字幕なし
http://www.nicovideo.jp/watch/sm35228318

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

「大人になれなかった君とぼく」読みました!
とてもほっこりする作品でした!
これからも頑張ってください。応援してます!!

2019/05/06 12:22

この作品のひとこと感想

すべての感想数:5

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