不器用な殉愛

ファンタジー

雨宮れん/著
不器用な殉愛
作品番号
1484167
最終更新
2018/03/12
総文字数
119,807
ページ数
183ページ
ステータス
完結
PV数
962,309
いいね数
16
ランクイン履歴

ファンタジー29位(2018/03/16)

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ファンタジー29位(2018/03/16)

夜の闇に紛れるようにして
ルディガーのもとを訪れたのは、
彼がまさに攻め入ろうとしている国の王女だった。


ディアヌは、ルディガーに
民を虐げる
自分の父と異母兄を売り渡すと告げる。


かつて出会っていた二人。


二人がともに過ごしたのは、
ほんのわずかな時間。

その時間だけで、
互いを必要とするには十分だった。


ルディガーは
ディアヌを解放しようと決めた。


ディアヌは
ルディガーを真の王にしようと決めた。



きっと、あの出会いは必然だった。


「あなたのためなら」
「お前のためなら」

すべてを投げ出しても
惜しくはない。


――たとえば、この命でさえも。


不器用な愛の物語が
今、始まる。

この作品のレビュー

★★★★★
2021/01/03 17:08
投稿者: 猫ばばあ さん
純粋

知らず知らずのうちに涙がこぼれていました。 純粋に気持ちは恋する乙女の年頃に戻っていました。

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この作品の感想ノート

このお二人の間にあるのは恩、感謝、忠誠、希望などひっくるめた鋼のような絆。子は親を選べないと言いますがこれ程自分の出生を恨んだことはないでしょう。上の立場であればあるほど苦しいですよね。最後の最後でルディガーがついた嘘をよくノエルが許しましたね?!。私はディアヌがノエルに誰にも知られず城を出る協力を頼み、遠い国のとある孤児院のような所で子供達に囲まれて過ごすかなぁ。ノエルは絶対手を貸すだろう。ジゼルももちろん付いていったと思う。不満や思う所があるでしょうが。そして5年後ルディガーがディアヌをようやく見つけて迎えにーノエルもやっと認めてくれてーーなんてめちゃめちゃ想像しながら読ませて頂きました。
ジゼルは一番お側にいたからこそ辛くて苦しかったでしょう。だからこそディアヌさまへのお気持ちや行動がかっこ良くて素敵でした。それとなんとなくですがノエルとジゼルは良いコンビになるかな~と、フフッ😌と思いました。このお二人のその後…なんてのも覗いてみたくなりました🎵

2021/07/27 14:38

この作品のひとこと感想

すべての感想数:48

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