跳んで気になる恋の虫
青春・友情
完
0
- 作品番号
- 1427690
- 最終更新
- 2020/01/05
- 総文字数
- 25,010
- ページ数
- 53ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 6,355
- いいね数
- 0
虫オタ男子✖️高跳び女子
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
飛島ナミ
(とびしまなみ)
高2*16歳。
同じクラスの虫オタク
桐屋颯太
(きりやそうた)
通称「虫屋」
……すると虫屋が、
私に視線を合わせて
唐突に言った。
「ナミが好きなんです」
「へっ?」
い、いきなり好きだなんて、
この人、何言ってんの?
「す、好き……?」
「はい。大好きなんです」
ちょっと待って。
いくらなんでも
どうしてそうなる?
私と虫屋には、
何の接点もなかったじゃない?
**********************
野いちご10周年記念の小説です。
**********************
この作品のレビュー
蒼月ともえさんの作品を愛読させて頂いている者です。彼女の作品は、ホントに若者(特に高校生)の心情の描写が細かくて、読んでいくうちにはるか昔にその時代が過ぎた読み手、また現役の読み手にもキュンとさせる魔法をかけてしまう作品です。また今回のこの作品は、題名の『跳んで』の描写、『虫』の取材も素晴らしくて特に『虫』を詳しくなかったり、好まない読み手にも図鑑で調べて見たくなるという、読み終えてまでプレゼントをくれますよ。企画短編との作品なのですが、この2人の恋がどのように育んでいくのか、ぜひ続編をと望みたくなる作品です。ぜひぜひ読んでみて下さい。
この作品の感想ノート
ともえさん こんにちは^^
野いちご10周年企画の短編
『跳んで気になる恋の虫』読ませていただきました。感想は遅くなりましたが、公開後は真っ先に来てしまいました(^^;)
ともえさんのお話は、題名からどんなお話なんだろうと想像力を働かせてもらったり、発想や内容が想像できない方へいったり、とっても楽しませてもらってます。
時々入ってくる、ナミ違いとか、付き合い違いとか…笑ってしまいました。
題名を読んだ時は不思議なお話なのかなぁ…と思っていくと「ぽとんと白い綿に涙が落ちる」…とか、素敵な一文が盛り込まれていて…。(こう言う綺麗なともえさんの言葉や、情景が思い浮かぶ言葉が大好きなんです)
後悔のないような生き方、大人になって忘れかけている事、忘れてはいけないものを改めて考えさせてくれました。
短編だけれど、たくさん詰まった素敵なお話をありがとうごさいます。
最後には、爽やかな風が私の心の中にも吹きましたよ^^……おまけ……も、可愛かったです。
そして、ドキドキとキュンもありがとうございます。これからも応援してますね(*^^*)
ともえさん、こんばんは。
そして、野いちご10周年企画に書籍化作家さんのお一人としての参加、
一ファンとして勝手に誇らしく感じています。
おめでとうございますって、変じゃないですよね。
オタクの虫屋くんとナミちゃんの会話、ニヤニヤしながら読み進めてました。
「ナミのことが好きなんです」
こんな風にサラリと言われたらドキってしちゃいますよねぇ(#^.^#)
近くに虫屋くんのような男の子が居たら、
良く知りもしないできっと「高校生のくせに虫?」って思うんだろうな。
2人の会話が重なるにつれて、ナミちゃんと一緒になって虫屋くんの事をもっと知りたくなってました。
虫のことはスラスラ話すんだろうけど、
ナミちゃんが絡むことには照れたり、おどおどしたりしてるであろう姿が想像出来て、
もう何だかくすぐったいし、初々しい2人が可愛い????
この2人はずっとこんな初々しい2人でいて欲しいと思ってしまいますね(#^.^#)
虫はどちらかと言えば得意ではないのですけど、
このお話の中の虫たちはキラキラして見えるから不思議です。
久しぶりに子どもの生きもの図鑑をめくりたくなりました。
ともえさん、読ませていただきました。
まずナミちゃんのみている夏空、初夏の今なのに自分の経験したあの夏空の下に引き込まれました。
ナミちゃんの『友達に合わせる』って感情の描写はともえさん、ホントは現役の高校生⁉️って思ってしまいましたよ。今回の2人を近づけたナミアゲハ、聞いたことも見た事もなかったので、読ませて頂いている間は、想像でヒラヒラ舞う幻想的な蝶で一気に読んでしまいました。読み終わり、気になってググってみれば、自らのごく身近に存在するアゲハと知り、今度は一気にこの作品に親近感が湧いて…蒼月作品の魔法にまんまとかかってしまいました。
短編作品ですが、私をまた虜にされました。続編をいつかぜひ読んでみたいです。構想はあったのでしょうが、こんなに素晴らしい作品を生み出してくださり、読ませていただきホントにありがとうございます。
蒼月ともえさんの書籍化作品
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