とっくに恋だった―壁越しの片想い―

恋愛(ピュア)

pinori/著
とっくに恋だった―壁越しの片想い―
作品番号
1272923
最終更新
2019/05/09
総文字数
117,283
ページ数
185ページ
ステータス
完結
PV数
2,290,419
いいね数
13


○野々宮 華乃
●平沢 一哉



引っ越した部屋の隣に住んでいたのは、高校時代の先輩だった。

「俺もこれから作るんだけどさ、おいでよ。一緒に食お」
「……荷物置いて着替えたらすぐ行きます」
「ん、待ってる」


いつもの笑顔も、うっとうしいくらいのお節介も
あたり前にそこにあるものだと、いつから勘違いしていたんだろう。

こんな、溢れるほどの想いを……
どうしたら、勘違いできたんだろう。


「彼女がいるくせに、他の女にそんなこと言えちゃうとか。幻滅しました」

隣にいるのに。

「平沢さんに……好きになってほしかった……っ」

その想いは届かない。


「なぁ。俺、本当にもう華乃ちゃんに構っちゃダメなの?」


差し伸べられる手は、後輩への優しさからなのか、それとも――。







start 2016.1.23
end 2016.4.23

2019.5.9  afterstory追加



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この作品のレビュー

★★★★★
2020/06/30 10:29
投稿者: みなの。 さん
ネタバレ
素直に…。

レビューを見る
★★★★★
2019/07/29 00:04
投稿者: nonn77 さん
いいなー、こういう出会いと距離感

途中、お互いが自分の気持ちに気付かず遠回りしたけど、お互いが受け入れられる相手だったってところがすでに恋の始まりで、最終的にあるべきところにおさまった感じで。幸せ感じました🎵

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この作品のひとこと感想

すべての感想数:243

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