ケータイ小説 野いちご

風がさらった恋心。

作品番号
1141217

最終更新日
2017/6/7

風がさらった恋心。

藤井 みこと/著 ジャンル/恋愛(純愛)
35ページ
PV数/1,369




君は私にとって " いつもの風景の一部 "
ただ、それだけだったはずなのに。




「葵ちゃんを照らす太陽になりたいとか、
そんなカッコいい事は言わんよ」




だけどそう思ってた日には、もう
私は君に落ちてたんだと思う。




「俺はさ、どんな時にだって
背中を押せる風になりたいっちゃね」




笑うとクシャッとなる目元。

照れると顔を触る癖。

私の頭を撫でる大きくて優しい手。

走る時の真剣な横顔。


全部、全部、どうしようもなく
好きになった。



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千葉 葵   × 一岡 疾風
*:;;;:*:;;;:*:;;;:*:;;;:**:;;;:*:;;;:*




「ん、元気だよ?」

「ちょっと転んだだけっちゃ」

「ふふ、大丈夫」

「……一岡のことなんて、
私は何とも思っとらんけ」




いくつ重ねたか分からない嘘。

苦しませたいわけじゃなかった。
泣かせたいわけじゃなかった。



どうしても君だけには
知られたくないことがあったの。





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