HAIJI

その他

東野うた/著
HAIJI
作品番号
999618
最終更新
2015/08/21
総文字数
31,180
ページ数
56ページ
ステータス
未完結
PV数
1,256
いいね数
0

『育児義務放棄児童』

親から捨てられた子供──

通称『廃児<ハイジ>』



世界的な流れの中で、日本国も例外なく不況の煽りを受けていた。


日本国民主化初代大統領、伊東正睦(いとうまさちか)が射殺されて約半世紀。


伊東の『日本国百ヵ年計画』の柱でもあった青少年の人材育成政策の投資は財政を圧迫し、伊東の死と同時にことごとく削減対象となっていったのである。


国民の生活は逼迫し、子供を育てられなくなった家庭が年々増え、自殺者が急増。


当初、子供の幸せを願い慈善施設や教会に預けられる子供が増え始めた。


その後、“ハイジ”の肥大化は国家執行役員らの予想を遥かに越え、各都市部ではスラムができ始め、治安の悪化を含めた社会問題になっている。



未来を担う青少年のための政策が、結果的にハイジを生んでしまったのは、皮肉としかいいようがない。



******


自己満足作品です。
結構思い入れがある作品なので、なるべく大事に描いていきたいと思ってます。
気長に読んでいただけると嬉しいです。

東野うた

この作品のキーワード

この作品の感想ノート

氷月あやさま

素敵なコメントありがとうございます!
『この気持ちに名前をつけるなら』も読んでいただけているとのことで、感謝の気持ちでいっぱいです!(*^^*)
ハイジは一歩進んで二歩下がるような感じで進めているので、なかなか更新が進まなく申し訳ありません。
ササライ編はフラグだらけで、どう回収しようかと悩み中です。
読みやすい作品を楽しみながら待っていただけると嬉しいです。
コメント、本当にありがとうございました!

2015/06/18 12:18

初めまして。
以前から本棚に入れさせていただいていたのですが、今日一気にササライ編を拝読しました。
痛々しいほどの現実感も、綺麗事の取っ払われたストーリー運びも、淡々とした語り口も、すごく好きです!

全然雰囲気は違いますが、『この気持ちに名前をつけるなら』も比較的初期から楽しく読ませていただいています。

また更新されたら読ませていただきます。
お邪魔しました(*^^*)

2015/06/17 17:29

緑川さんの雰囲気素敵すぎですよね

独特の雰囲気なとこが似てますね。

短編は後で、ゆっくり見させてもらいます。



小説を読んでいただきありがとうございます。

翼龍は
はやみねかおる という作家さんの影響をかなり受けてます!

読みにくいとは思いますがよろしくお願いします

紅季華さん
2015/03/04 13:30

この作品のひとこと感想

すべての感想数:2

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop