小さなイチョウの木

恋愛(ピュア)

みどりの日/著
小さなイチョウの木
作品番号
978566
最終更新
2014/02/14
総文字数
4,679
ページ数
22ページ
ステータス
未完結
PV数
1,585
いいね数
0
私はイチョウの木から生まれたらしい


「ねぇーねぇー!優って誰から生まれたのぉ?お母さんはどこぉ?」



小さい頃、施設の人によく聞いていた。

返ってくる言葉はいつも同じだった。





『イチョウの木だよ』




意味がわからなかった。







*****オチャメ男子*****

竹内優【たけうち まさる】


×


*****人見知り女子*****

田中優【たなか ゆう】








死にたい…


いつの間にか、ものすごい高いところに立っていた。


もうこんなの嫌…





「おい!!しっかりしろ!!!」



誰…?





15年前…


私は施設にあずけられた




生まれたときからずっと1人で生きてきた

誰にも愛されていない



生きてる意味なんてあるのかな



生きて、どうするんだろう



捨てるくらいなら



産んでくれなくてもよかったのに




「死ぬな!」




何で今まで、生きてきたんだろう



真実を知らなかったから…?





「俺がお前を守るから!!」



さっきから、誰なの?





私の邪魔しないでよ


ほっといてよ!!






「オレがお前を、優を守るから!!」




…なぜ私の名前を知っているの




「俺は12年前の約束を果たしに来た。」




「あのイチョウの木、覚えてるか?」








『小さなイチョウの木』




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