君さえいれば

恋愛(ピュア)

朔真ゆず/著
君さえいれば
作品番号
950885
最終更新
2014/01/05
総文字数
27,671
ページ数
104ページ
ステータス
完結
PV数
143,107
いいね数
0
あたしの恋は高校3年の卒業と共に止まっている。


ううん、きっともう恋なんてしない。




あたしの最初で最後の恋はあの3年間、あいつと過ごしたあの3年間でもう十分。

3年間、同じクラスで同じ出席番号。


「付き合ってる?」って言われて否定も肯定もしないのに、頬にキスしたり手首にキスマークを落としたり。


二人だけの秘密。制服の袖ボタン。

あいつがあたしのボタンを付けて
あたしがあいつのボタンを付けた。

そこから恋がはじまった。


「やっぱり俺たちがこの関係を変えるのは卒業式かなって思ってんだ。だからさ、まだ卒業式まではお互いこのままでいないか?その代わり、卒業式に俺の3年間の思いをお前に伝えるから」


卒業式、あなたの気持ちを聞きたかった。あたしの気持ちを伝えたかった。

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