少し先を歩く
オレンジに染まった彼の背中。
それが悲しくて。
きみにまた近づきたくて。
それをきみに伝えたくて。
……でも
ーーキキィッ…ドンッ
鈍い音が、響く。
伝えるのが
遅かったのかもしれない。
素直になるのが
遅かったのかもしれない。
「きみ、だれ……?」
目覚めた彼の記憶に、
私はいなかった。
□■□■□■□■□■□■□
素直になるって
なかなか難しいこと
□■□■□■□■□■□■□
start*20130722
open*20130808
restart*20150227
彼氏 × 私 × 先輩
きみに「すき」って伝えたい。
(1節ずつ公開中! 5月完結予定…)