赤いスイートピー
恋愛(ピュア)
完
0
あやい じゅり/著
- 作品番号
- 790276
- 最終更新
- 2012/12/07
- 総文字数
- 22,465
- ページ数
- 28ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 6,237
- いいね数
- 0
☆加筆、修正しました☆
1982年、14歳のチエミは、
非凡な絵画の才能を持つ少年 ヒロユキと恋をした。
悲しみを乗り越え、次の恋をするチエミ。
そして、26歳になったチエミは、ふとしたきっかけで、
少女だった頃の自分に出逢う…。
※※※
携帯電話がまだ普及していない、
少し昔に、タイムスリップした
お話です。
◇◇◇
チエミは、すっかり陽が暮れた窓の景色をぼんやり見ていた。
ー私、高校生の時に、10歳年上の美術の教師と付き合っていた…
若かったな…と思う。
心の底から柏田に溺れていた。
それは柏田も同じだっただろう。
彼がチエミに大人の愛を教えてくれた。
突き放したのは柏田の愛情だと、今ならわかる。
チエミは先週、二十六歳の誕生日を迎えた。
何時の間にか、あの頃の柏田と同じ年齢になっていた。
噂では柏田は今でもパリにいるらしいが、詳しいことは知らない。
結婚し子供もいるかもしれない…
1982年、14歳のチエミは、
非凡な絵画の才能を持つ少年 ヒロユキと恋をした。
悲しみを乗り越え、次の恋をするチエミ。
そして、26歳になったチエミは、ふとしたきっかけで、
少女だった頃の自分に出逢う…。
※※※
携帯電話がまだ普及していない、
少し昔に、タイムスリップした
お話です。
◇◇◇
チエミは、すっかり陽が暮れた窓の景色をぼんやり見ていた。
ー私、高校生の時に、10歳年上の美術の教師と付き合っていた…
若かったな…と思う。
心の底から柏田に溺れていた。
それは柏田も同じだっただろう。
彼がチエミに大人の愛を教えてくれた。
突き放したのは柏田の愛情だと、今ならわかる。
チエミは先週、二十六歳の誕生日を迎えた。
何時の間にか、あの頃の柏田と同じ年齢になっていた。
噂では柏田は今でもパリにいるらしいが、詳しいことは知らない。
結婚し子供もいるかもしれない…
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