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紅い花に口付けを。

作品番号
670127

最終更新日
2011/11/19

紅い花に口付けを。

市瀬 桂乃/著 ジャンル/詩・短歌・俳句・川柳
6ページ
PV数/4,063・総文字数/866



あなたは知っていますか?



女の花街、吉原にて。

幕末の時代、

この日ノ本で最も美しく
そして一番
悲しみを知る花魁が居たことを。

新撰組の鬼副長が

ただ一人、本物の愛情を注いだ女性が居たことを。

幕府とともに滅びる花街を、こよなく愛する遊女が居たことを。








―…わっちは、吉原一の、花魁でありんす。

幕府が滅びても、他の遊女が消えたとしても

わっちだけはここで

笑って客を向かえとうござんすよ。

だから、歳三さん。

いいや、今は隼人さんでござんすなぁ。

隼人さん、おさらばえ。

わっちは必ず

隼人さんを忘れはしないでございんしょう。





*新撰組鬼副長、土方歳三(のちの内藤隼人)が愛した吉原最後の花魁の物語*


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