月光レプリカ -不完全な、ふたつの-

恋愛(その他)

蒼山 螢/著
月光レプリカ -不完全な、ふたつの-
作品番号
511359
最終更新
2014/07/25
総文字数
185,321
ページ数
394ページ
ステータス
完結
PV数
153,107
いいね数
0
不完全なあたしは、

不完全なきみを、求める。

冬のある日、きみに出会った。

あたし、晃。
1つ年下の彼、冬海。


大人でも子供でもない心と体。
それら全部で、真っ直ぐに求めて。

全力で恋と友情を走り抜ける
ふたつの、心。


■2013/07/22「6章 月光」追加 
-------------------------------
ST  2010/12/03
END  2013/04/08

■レビューありがとうございます。

かな 様 / 黒原紫音 様
いいよ 様 / KIMORI 様
詩羅 様

(レビューへのお礼を
感想ノートでしております)


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この作品のレビュー

★★★★★
2013/04/23 20:22
投稿者: 櫻いいよ さん
ひとつでは、不完全

高校生の晃と冬海。 ひとつ年下の彼の魅力に気がつけば目が離せなくなり、気がつけば、恋をしていた。 高校生の恋愛、とカンタンに言葉に出来ないストーリーに、気がつけばどっぷりとはまり込んで夢中で頁を捲りました。 不器用で不安定な思春期に、少し大きすぎる問題。だけどそれを“思春期”の彼らは真っ向に受け止め悩み、そして突き進む。 その中にあるたったひとつの、だけど恋をする上で、人と関わりを持つ上で一番大事なことがぶれない二人に、ただただ心から、幸せになって欲しいと願いました。 オトナになるとこんな風に受け止めるのは難しい。 私は彼女と彼を、羨ましいとすら思います。 不完全は、これから完全にすることが出来るかもしれない。 「私で消せばいい」 このセリフは、忘れられないと思います。 是非、ご一読を。

続きを見る
★★★★★
2013/04/14 00:37
投稿者: 黒原紫音 さん
ネタバレ
不完全だからこそ映える光

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★★★★★
2013/04/10 20:14
投稿者: かな さん
透明っていう言葉そのもの

とても痛く苦しいところに切り込んだ作品なのに、どうしてこんなに透明って言葉が似合うんだろう。 この物語を読んでいて、そう思いました。 晃が冬海に魅入られた時の描写。 私も一緒に、彼に引き込まれた瞬間でした。気がついたら、二人の幸せを願ってた。 二人がたどり着いたのは、決して何不足ない幸せの形ではないかもしれない。でも、これから二人で、二人だけしか作れない幸せの形を見つけていける。そう思いました。 晃が冬海に言った、 「わたしで消せばいい」 という台詞が、レビューを書いている今でも心に響いています。私も、こんな風に誰かを想えたらいいな。 素敵な物語をありがとうございました!冬海も、晃も大好きです。

続きを見る

この作品の感想ノート

【レビューお礼】詩羅さま

1人じゃないから、生きる意味がある。そう思って生きても良いと思うんです。
いろんな人が居ますから、もしかしたら「ばかばかしいなぁ」って思われるかもしれません。
でも、この広い世界で、たった1人や、自分が添い遂げる家族、愛するひと、そんな人間が自分の心に住んだとき、きっと誰よりも強くなれると。
未来の先がどうなっているか分からないけれど。

主人公が10代でしたので、青臭い恋物語ではありませんでしたか……? どうだろう。
伝えたいことは込めたつもりですか、詩羅さんの中で「生きる意味」が伝わったのなら、それはそれはとても嬉しいことです。

心にしんしんとしみるレビュー、ありがとうございました。

2014/07/03 16:32

夢幻キリコさま

深く深く読み込んでいただいて、嬉しいです。
たくさん読んでいらっしゃるキリコさんさすがだなぁと思いました。

タイトルに関しては、月は自分で光らない。太陽があってこその月光です。
「月光」に照らされてまた、太陽も月の存在を知る。
月は冬海、太陽は晃。名前にもその想いを込めました。
「レプリカ」は、こう書くと語弊があるかもしれませんが、2人が本物になる手前の物語としての意味を込めました。
冬海も晃に、とてもとても不完全で不器用な想いのレプリカを見せていたから。
晃もそうです。不器用で「好きだから迷わない」ってなるまで時間かかって……。
どちらも本物じゃなく、タイトルから危うさみたいなものも感じていただけたら、と。
漢字+カタカナで表現したかったんですよね。
少し分かりにくかったかもしれませんね。でもとても想いを込めました。

青春ものだと思ってくださったのですね。それは凄く嬉しいです。
恋愛を1本通すことと、子供と大人の狭間の気持ちとかを書き込みたかったんです。(うまく行ったかどうか、伝わると良いですが)

冬海側の想いを書くとするならば、本当にキリコさんのおっしゃる通り、辛い時に現れた天使で、離れないでずっと一緒に居て欲しい、これからはその笑顔を俺が守ってやりたいと思うくらいの。だって、晃は冬海の心を守るためにがんばったんだから。

高校は出て欲しい、とのご意見。とても温かく思わずにっこりしちゃいました。
(そうですね、もう少ししたら通って欲しいです)

秋田の風景は、後ほど追加した章なのです。良かったと言っていただいて嬉しくてじーんとしてしまいました。仙台のことも。ありがとうございます。
情景描写を細かく書き込むのが好きなので(笑)最高の褒め言葉ー! 晃と冬海が再会した場所は、震災で津波かぶった所なのです。

はい、お互いがんばりましょう。ありがとうございました。

2013/12/24 10:23

悦。さま

いらっしゃいませ! 本棚インありがとうございます。
ちょっと長いお話になってしまいましたが、
お楽しみいただければ嬉しいです。
上がったり下がったり、書いてる自分も振り回されていました(笑)

2013/08/05 10:19

この作品のひとこと感想

すべての感想数:12

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