元気あげます！
恋愛(その他)
完
0
雪涼／著
- 作品番号
- 388831
- 最終更新
- 2010/03/21
- 総文字数
- 123,994
- ページ数
- 143ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 169,871
- いいね数
- 0
水口ひかるは１８才の誕生日に何もお祝いしてもらえませんでした。
それはとても家が貧しかったからです。
お父さんは以前は小さな町工場を経営していたのですが、不景気で工場は倒産して借金が残り、お兄ちゃんと私との２人兄妹もバイトをかけもちして借金返済にがんばる毎日でした。
先週、突然お兄ちゃんが失踪してしまい、そのまま行方知れずです。
そして、お父さんは私にこう言いました。
「明日、おまえをさるお屋敷に奉公に出すからしっかり稼いでくれ。
もう父さんはおまえだけが頼りなんだ。」
職につけなくなったお父さん・・・もともと高血圧で通院していた人なのに、通院もなかなかできなくなってしまって、寝込んでいる日も増えてしまいました。
「お父さん、私がんばって働くから。元気になってね。」
そう、私は元気だけが取り柄なんだから・・・。
それはとても家が貧しかったからです。
お父さんは以前は小さな町工場を経営していたのですが、不景気で工場は倒産して借金が残り、お兄ちゃんと私との２人兄妹もバイトをかけもちして借金返済にがんばる毎日でした。
先週、突然お兄ちゃんが失踪してしまい、そのまま行方知れずです。
そして、お父さんは私にこう言いました。
「明日、おまえをさるお屋敷に奉公に出すからしっかり稼いでくれ。
もう父さんはおまえだけが頼りなんだ。」
職につけなくなったお父さん・・・もともと高血圧で通院していた人なのに、通院もなかなかできなくなってしまって、寝込んでいる日も増えてしまいました。
「お父さん、私がんばって働くから。元気になってね。」
そう、私は元気だけが取り柄なんだから・・・。
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