雑踏のエントロピー
恋愛(その他)
完
0
- 作品番号
- 311650
- 最終更新
- 2009/09/21
- 総文字数
- 7,592
- ページ数
- 56ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 11,983
- いいね数
- 0
すれ違うのが
セオリーならば
僕らは決して
間違ってなどいないのだけれど
捻れたメビウスの帯は
螺旋を描いて
今日も何処かで
繋がるのだろうか。
この作品のレビュー
かき混ぜたスプーン その先端から弧を描く 珈琲の中の白い筋 それはやがて周りに溶け込んで 同化する 人々の思考や人生も またしかり それぞれは すれ違い重なって 輪を描き続ける 例えばアナタが 甘すぎると思ったものが ワタシにとっては ちょうど良い そんな風に 登場人物たちの思考が 交差する 心地良い語りに 読んでいるこちらも それぞれの人物を通した 景色が見えるようだ ☆ぜひ珈琲にミルクを淹れながら携帯片手に読んでみてほしい。
人はそれぞれ、その人を取り巻く時間の中に居る。 しかし俯瞰して見ればそれは、普遍的な速度で一様に流れている。 Aを見詰めるBの世界はAB共通の時間軸に有るが、Bに見られている事を知らないAは、Bと今、時間を共有している事にも気付かない。 しかしまたマクロ的な視点で見れば、同じ地球上、同じ場所で同じ時間に存在しているという、かなり稀有な同一性を有するAとBである事は間違いない。 人は思うと思わざるとに関わらず相引かれ合い、相すれ違い、しかしそれらは皆、純然と同一時間に在る。 それぞれがそれぞれの軌跡を辿り、増大したエントロピーは枝葉を広げた大樹となるが、そこに少なからず関係を持ったという事実こそ真実。 同じ枝で同じ時に花を咲かせる偶然こそが奇跡なのだ。 溶けたアイスを旨いと見るか、甘過ぎると見るかは、それぞれの心の温度が握っているのだろう。
この作品の感想ノート
ヒビカっち
あ、コッチにお返事くれてたんか。
こちらこそ、気を遣わせてすんません迷惑なんかかからないよぉ〜ん
むしろ迷惑かけたのは、こちらのほうでは?
ものすごく細かいものも含めての数なんで、多分ほぼ正解だと思うよん
わざわざ、ありがとうねんらびゅですわん!
おほっ!ホントだ!
そんなに沢山?!
私もう少し少ないと思ってましたわ~8、9くらいかと・笑
うひゃひゃ、すっきりしましたのよん('-^*)/←何気に相関図とか書いたりしてた・笑
(そしてそして!ご連絡ありがとうなり☆ちなみにあのまま直で返信していいのかわからず。迷惑かけるといけないかと思いできず(^_^;)ヘタレな私でした・笑)
げっこさん
アッチもコッチもレビューまでっ!らぶ
誠にもってありがとうございますです
更には温かいお気遣いまで、げっこさんの優しさに毎度癒されておりまする。
エントロピー、やっぱりでしたか
あんなもんは知らんでも全然生きていけるんでスルーで大丈夫です←じゃあ、タイトルに使うなよ
繋がりを書きたいだけの試みだったので、そこが充分伝わって頂ければ、幸せでござりまふ
いつも本当にありがとうございます。
レビューもニンマリ素敵でしたわん
因みにジェイコブくんは病んでいますので、サラッとでお願いします
追伸、
ハグってもよがすか?
左右のほっぺにチュウもついてきまっせ
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