君を聴かせて。
恋愛(ピュア)
1
空佳くらり/著
- 作品番号
- 1679349
- 最終更新
- 2023/10/01
- 総文字数
- 20,043
- ページ数
- 50ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 562
- いいね数
- 1
歌が歌えなくても、
音を奏でられなくても、
わたしはここにいるよ。
○○―― ○ ○ ――○○
歌を歌えなくなった少女
唄月 音夜
utatuki otoyo
×
一匹狼だけど優しい少年
闇光 遥
yamibikari haruka
○○―― ○ ○ ――○○
「お前の秘密知っちゃった」
そう言って笑うキミを、はじめはちょっと性格が悪いと思って。
「もう大丈夫だ」
「いつでも聞いてやるから」
なのに、こんなにも優しい。
……ねえ。
なんで君は、わたしに気づいてくれるの?
わたしを見つけてくれるの?
「............お前が、歌えなくても、音を奏でられなくても、好きだ」
ただ、君に聞いてほしい。
——君を聴かせて。
「音夜の歌、好きだな」
———音楽なんかじゃ、誰も何も救えない。
・*・
だけど、それでも。
音楽が、時に誰かを救うことだって、きっとある。
・*・
〈 give you happiness〉
『キミに、幸せをあげる。』
もっともっと小さなころ、
出会った君は。
音を奏でられなくても、
わたしはここにいるよ。
○○―― ○ ○ ――○○
歌を歌えなくなった少女
唄月 音夜
utatuki otoyo
×
一匹狼だけど優しい少年
闇光 遥
yamibikari haruka
○○―― ○ ○ ――○○
「お前の秘密知っちゃった」
そう言って笑うキミを、はじめはちょっと性格が悪いと思って。
「もう大丈夫だ」
「いつでも聞いてやるから」
なのに、こんなにも優しい。
……ねえ。
なんで君は、わたしに気づいてくれるの?
わたしを見つけてくれるの?
「............お前が、歌えなくても、音を奏でられなくても、好きだ」
ただ、君に聞いてほしい。
——君を聴かせて。
「音夜の歌、好きだな」
———音楽なんかじゃ、誰も何も救えない。
・*・
だけど、それでも。
音楽が、時に誰かを救うことだって、きっとある。
・*・
〈 give you happiness〉
『キミに、幸せをあげる。』
もっともっと小さなころ、
出会った君は。
- あらすじ
- 幻の歌姫・utaはある日を境に姿を消した。音夜はutaであることがクラスメイト・遥にばれてしまう。彼はちょっとイジワルで、なのに、彼が奏でる音はとっても優しい。歌が歌えないのに、音を奏でられないのに、彼だけはわたしを見つけてくれる。
「............お前が、歌えなくても、音を奏でられなくても、好きだ」ただ、君に聞いてほしい。——君を聴かせて。
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