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お嬢様、今宵は私の腕の中で。

作品番号
1675251

最終更新日
2022/9/26

お嬢様、今宵は私の腕の中で。

如月深紅/著 ジャンル/恋愛(純愛)
113ページ
PV数/4,515・総文字数/53,971



桜家令嬢のわたしにつけられた




専属執事は







廊下で急にわたしを抱きしめた




黒スーツ男だった……!!






『お嬢様。今日からお世話を致します。
 九重と申します』





急に抱きしめてくるような男




絶対紳士なんかじゃない!!





……そう、思っていたのに。





『素敵ですよ、お嬢様』





彼が浮かべる柔らかな笑みに




徐々に惹かれていって……。







『私はずっと想いを寄せている女性がいるのです』




だけど、彼にはずっと昔からの想い人がいて。





その言葉に


胸が締め付けられたように


苦しくなるのはどうして……?







✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


手のかかるおてんばな桜家令嬢

桜  すず
Suzu Sakura

×

何をやっても"完璧"な、すずの専属執事

九重 ??
Kokonoe


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼





『執事は名前を明かせないのです』




わたしは貴方の名前を知らないし




『彼女のことを、片時も忘れたことはありません』




貴方が長年想いを寄せる相手も知らない




……だけど。





『私がお仕えするお嬢様は
世界一のお嬢様です』




貴方が本当はすごく優しいことも




『───ちゃんと俺の目を見ろ』




たまに俺様で強引なことも、知ってる。





♔∴∵∴♔∴∵∴♔∴∵∴♔∴∵∴♔∴∵∴♔



貴方はいつだって、妖艶な微笑を浮かべて


───何度でも、わたしを助けてくれるんだ。



♔∴∵∴♔∴∵∴♔∴∵∴♔∴∵∴♔∴∵∴♔




"私"が"俺"に変わったら

それははじまりの合図。



今宵も貴方はそうやって

不敵に笑いかけてくる───



* *





「本気ですよ、お嬢様」







冗談が本気に変わったとき



わたしは貴方には敵わない。










お嬢様、今宵は私の腕の中で。





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