「会長、これでよろしいでしょうか」
「……そうね。あ、ここが抜けてる。
直してきてくれる?
それ以外は完璧よ。
いつもありがとね」
「いえ!
こちらこそありがとうございます。
直してきます」
一重美人。
クール。
髪の毛サラサラ。
かっこいい。
成績優秀。
そして、生徒会長。
そんな私は、高嶺の花と呼ばれている。
そりゃそうだ。
そう呼ばれるように、努力に努力を積み重ねてきたのだから。
弱点を徹底的になくして、
得意なとこをとことん伸ばして。
だから私は、いつもみんなに頼られる高嶺の花なのだ。