「勿体ない」―――
裕福な家庭に育ちながらも、その口癖が抜けない館林 舞依、15歳。
彼女は留学先の学校を卒業したばかりの夏、
父親の旧友からとんでもない依頼を受ける。
それは、日本にある全寮制男子高校に
交換留学生として編入してほしいというものだった。
どうやら共学化の話があがっているらしく、
試験的に初の女子生徒を迎え入れる事になったのだ。
断り切れず、まだ夏休みも明けぬ8月中に編入した舞依だったが、
そこで待っていたのは、幽霊騒動、隠された悲しい出来事、
そして舞依が呼ばれた本当の理由だった―――――
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