香澄side 最初のものがたり
恋愛(ピュア)
完
0
夏樹/著
- 作品番号
- 1650028
- 最終更新
- 2022/02/01
- 総文字数
- 35,123
- ページ数
- 25ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,093
- いいね数
- 0
「最初のものがたり」の香澄side編。
「最初のものがたり」では
主人公のナナミの恋敵であり、
天然のツバサくんを狙うあざとい、
意地悪な女の子のイメージが強い
彼女。
でも、実はツバサくんへは
まっすぐに、純粋にぶつかっていた。
そんな香澄sideの物語。
子どもの頃から愛想がよく、大人からも
同級生からも人気があった。
特に努力なんてしなくても、いつも
なんとなくいいポジションにいたし、
贔屓もしてもらっていたんだと思う。
ただ、笑顔で愛想を振りまいていたら、
なんでも上手くいった。
男の子なんて、典型的だった。
みんな、私がニコニコするだけで、優しく
してくれる。
特定の男の子を作りたいとも、
好きだと思える存在の必要性も感じなかった。
そんなカスミが初めて恋をしたのは
野球少年のツバサくんだった。
掴みどころのない、ふわふわした
雲のような少年、ツバサ。
でも、彼の内に秘めた熱い物を一緒に
感じたい!
一緒に喜びたい。
初めてそんな感情になった。
カスミとツバサのsideストーリー
- あらすじ
- いつもみんなの中心にいた私。
なんとなく人生イージーモード。
まさか、私が本気で恋をした!?
彼には、私の笑顔もお願いも効果ない。
掴みどころのない男の子。
野球しか眼中にないツバサくん。
だけど、あの子だけは特別だ。
彼女には頼りきりで、甘えてる。
負けたくない。
せっかく、本気になったんだから。
絶対に落としてみせる!
「最初のものがたり」のカスミsideストーリー
この作品をシェア
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…