マスクをした猫

絵本・童話

浜咲みちる/著
マスクをした猫
作品番号
1648564
最終更新
2021/10/11
総文字数
117,126
ページ数
21ページ
ステータス
完結
PV数
70
いいね数
0
ランクイン履歴

絵本・童話7位(2022/12/11)

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絵本・童話7位(2022/12/11)

登場人物
笑い猫
しっかりした考え方と、すぐれた知恵を持っている猫。様々な気持ちを笑いで表現する。にっこり微笑んだり、げらげら笑ったり、やるせなさそうに笑ったり、にたにた笑ったり、あざけるように笑ったり、苦虫をかみつぶしたような顔で笑ったりする。最も得意な笑い方は、くくくっーと笑う、気味の悪い作り笑いである。人を観察することが好きで、人の言葉を聞いて分かる。人や動物の運命は性格によって決まると固く信じている。

老いらくさん
どれくらい長く生きているか分からないほど年をとっているネズミ。翠湖公園にいるすべてのネズミは老いらくさんの子孫である。日々の生活を楽しみ、物事を深く考えることが好きで、ユーモアのセンスもある。立派な心がけもあるが、良いネズミでも悪いネズミでもなく、まあまあのネズミ。笑い猫と馬が合って、大きな声では言えないが、仲のよい『隠れ友』である。

馬小跳(ましょうちょう)
杜真子のいとこ。馬小跳が杜真子とけんかしているのを見ると、笑い猫はすぐに馬小跳に向かって冷ややかな目で笑って、体全体に鳥肌を立てて怒りの気持ちを表す。でも心の底では、笑い猫は馬小跳をとても好きに思っている。

万年亀
一万年も生きている亀。背中に青々とした草がびっしり生えているので緑毛亀とも呼ばれている。長生きしても年を取らないのは、無邪気で純粋な子どものにおいをかぐことが好きだからだ。頭のよい亀で、洞察力に富んでいる。神様のような不思議な力を持っていて、地球の各地を歩き回って、世界の出来事をしっかり見て、物事の真理を正しく認識している。

杜真子(としんし)
笑い猫がいちばん好きな女の子。笑い猫は子どものとき杜真子の家で飼われていた。杜真子は笑い猫のことを気心の知れた友だちだと思っている。心に思っていることを杜真子は何でも笑い猫に打ち明ける。笑い猫は杜真子の気持ちがよく分かる。

馬小跳のお母さん
純粋で美しくて優雅な雰囲気にあふれた女性。心は、まるで少女のように清らかで、汚れたところが少しもない。性格は一生、少しも変わらないはずだ。子どもが大好きで、目に入れても痛くないほど大切にかわいがる。杜真子からとても好かれている。笑い猫もとても好きな女性。
あらすじ
平穏で楽しい日々を過ごしていた町の人たちに疫病が襲ってきて、町は封鎖され、人々は家から出ることができなくなった。やむを得ず外に出るときは必ずマスクをしなければならなくなった。そういった状況のなかで、猫もマスクをして町を歩いた。マスクをした猫を見て人々は、ほっこりした気持ちになり、マスクをした猫の写真がインターネットで配信されて、マスクをした猫はネット上の人気者になった。

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