夜を照らす月影のように#2

ファンタジー

萌葱陽彩/著
夜を照らす月影のように#2
作品番号
1644070
最終更新
2021/09/27
総文字数
5,003
ページ数
10ページ
ステータス
完結
PV数
198
いいね数
0
僕がこの世界に転生して、何年の月日が流れたのだろう。

僕はリヒトの家で暮らしながら、小説家として活動を始めた。

そんなある日、僕は自分が執筆した小説の世界に入れることを知ったんだ。

「へぇ……凄いね。なら、俺と一緒に小説の世界を探検しに行こう!」

リヒトの提案で、僕とリヒトは本の世界に入り込む。

気が付けば僕とリヒトは浜辺に立っていて、綺麗な海を見つめていた。

「……波の音、俺は好きだな。ノーチェは?」

「……ノーチェ!?」

リヒトの呟きに答えようとした時、後ろから声がして、僕とリヒトは同時に後ろを向く。そこには可愛らしい女の子が立っていた。

「……ノーチェって、小説家の……!?憧れの先生にお会い出来るとは思ってなかった……!私、ハルカと言います!!」

そう言って、ハルカは春の光のように優しく微笑む。

優しい笑顔を見て、僕は前世の友達である彼を思い出して胸が苦しくなった。

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