ケータイ小説 野いちご

この作品のキーワード

夜を照らす月影のように#壱

作品番号
1642838

最終更新日
2021/7/24

夜を照らす月影のように#壱

萌葱 陽彩/著 ジャンル/ファンタジー・SF・冒険
12ページ
PV数/418・総文字数/5,814

「死にたい。辛いよ」

そう言って手を伸ばしてみても、誰も僕の手を掴もうとしない。分かってるんだ。誰も僕を助けてくれないってこと。

僕は、小さい頃から死にたいと思ってた。だから、自殺した。

なのに……どうして、神様は死なせてくれないんだろう。

僕に生きろ、と言うように……僕は、魔法だらけの世界に転生した。前世のことなんて、忘れて幸せに生きたかった。

「もう嫌だ」

なんて呟いてみたって、僕の声は誰にも聞こえないはずだったのに。

「大丈夫?」

そう笑って、魔法使いの君は笑った。お願いだ……もうこれ以上僕に優しくしないで。

「名前は?」

「……ノーチェ」

「良い名前だね!僕は、リヒト。よろしくね」

そう言って、リヒトは元気よく笑った。そのリヒトの笑顔は、僕には眩しすぎるんだ。


小説を読む(ページ送り)

小説を読む(スクロール)