水曜日のパン屋さん

青春・友情

水瀬さら/著
水曜日のパン屋さん
作品番号
1627451
最終更新
2021/01/25
総文字数
113,047
ページ数
44ページ
ステータス
完結
PV数
4,779
いいね数
11
些細なことから

不登校になってしまった

中学三年生の芽衣。



偶然立ち寄った店は

水曜日だけ営業している

パン屋さんでした。



一人でパンを焼くさくらという女性。

その息子で高校生の音羽。

それぞれの事情を抱え

パンを買いにくるお客さんたち。



あたたかな人たちと触れ合い、

悩み、励まされ、

芽衣は少しずつ前を向いていきます。



「ただ消化するだけだった毎日が、

とても大切な日々に変わっていく」



ちょっと心が疲れたときに

読んでほしい物語です。



目次

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

水瀬さら様

はじめまして。
たまたま菓子パンを食べながら作品を漁っていたところ、こちらの「水曜日のパン屋さん」のタイトルを見つけました。なんとなく惹かれ、すぐに本棚に入れてみたところ、文章がとてもわかりやすくさらりと読めて、どんどんページをめくっていました。
とってもあったかいお話でした‪\♡︎/︎

水曜日だけやってるパン屋さん。その響きはかわいらしく、なごやかで、だからこそ、そのお店はいつも誰かを救う“居場所”になっているんだろうなと思ういます。
パン屋さんとの出会いは、芽衣ちゃんたちの運命を切り拓くきっかけでもあったのかな、なんてことも思いました。
やさしい味のクリームパン、昔ながらのあんパン、ぎっしり詰まったチョココロネ…そのどれもが人と人を繋ぎ、人と思いに寄り添っていて、心も食欲も誘われました。

そんなパン屋さんでの風景とともに、人々の等身大の葛藤がありありと伝わってきました。
芽衣ちゃん、音羽くんはもちろん、さくらさん、市郎じいちゃん、カンちゃん、しお姉ちゃん…。それぞれの悩みがあり、気持ちがあり、進む道があった。全てがうまくいくわけじゃないし、お話の中でも全て解決してはいない。だけど、みんな、前を向いていたように思います。
芽衣ちゃんは特に物語の主人公というのもあり、成長を一番感じられました。一歩一歩着実に前に進んでいる。そんな芽衣ちゃんだから、音羽くんは好きになったんだと思うし、このお話もやさしく感じたんだと思います。
わたしにとっても水曜日が大切に思えたお話でした。

とてもすてきなお話をありがとうございました❁
これからも応援しています!

マポンさん
2021/01/28 21:04

この作品のひとこと感想

すべての感想数:8

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