アオヤマエイのこと【完】
青春・友情
完
2
灯えま／著
- 作品番号
- 1622897
- 最終更新
- 2024/02/27
- 総文字数
- 154,117
- ページ数
- 166ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 30,921
- いいね数
- 2
「俺の気持ちがお前に分かるか？」
これは、無数の未完全たちに捧ぐ
アオヤマエイのこと
この作品のレビュー
2021/04/24 20:39
投稿者：
月山 未来
さん
未完全たちのみた、彼のこと
心がえぐられる。 ――物語中盤まで拝読し、真っ先に思ったことです。 人間の持っている喜怒哀楽、それよりももっと細かく多様な感情が、ここにはあります。 普段生活していて感じるささやかな心の動きも、人生に一度しか訪れない激情も、すべてがたまらなく愛おしくなりました。 汚い感情というのは、誰が定義したのでしょう。それはきっと、わたしたちの勝手な物差しでしかないのだと思います。 その汚さは誰かにとって、綺麗に映るかもしれません。 最後まで拝読し、もう一度丁寧に読み返したいという気持ちと、もう苦い感情を飲み下したくないという気持ちが共住しています。 それでも、この青春の苦さを多くの人に反芻して欲しいと強く思いました。 アオヤマエイのこと。どうみるかは、あなた次第です。
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