まつげにキスして
恋愛(その他)
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柴田清佳/著
- 作品番号
- 162282
- 最終更新
- 2008/11/03
- 総文字数
- 3,347
- ページ数
- 9ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 130
- いいね数
- 0
―ねぇ、私、思うんだけど。
言葉なんてなくたって、キモチって案外伝わったりするものじゃない?
え?
急に意味解らないって?
そうね、じゃあ、例えば―
貴女、一目惚れしたことない?
一言も話してないのに。
その人の性格だって知らないくせに。
逢ったばっかなのに。
一目見ただけで、惚れただなんて、無責任なことこの上ないわ。
でもね、違う。
見たんじゃないの。
恋は絶対、瞳と瞳がぶつかって落ちるものだと思うのよ。
私の瞳が、
貴方を捕えて
貴方まで伸びる睫毛が
この想いを届けるの。
瞳と瞳で恋に落ちる。
馬鹿みたいに単純な話だけど、コレ、私の恋愛観。
届け、届けと貴方を見つめる。
ね?
ほら、振り向いた。
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