共犯者、そして裏切者。
恋愛(その他)
完
2
有世けい/著
- 作品番号
- 1619764
- 最終更新
- 2020/11/03
- 総文字数
- 9,462
- ページ数
- 14ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 7,605
- いいね数
- 2
余命宣告を受けた母が、ひとり息子の俺に、ある指令を出してきた。
母の死後、きっと落ち込むであろう父へ、
あらかじめ母が用意したメッセージカードを届けるという指令だ。
母の共犯者となった俺は、
100枚以上に及ぶカードを1枚ずつ父に渡していったが、
偶然、最後の1枚を読んでしまったとき、
どうしても、母を裏切らずにはいられなかった………
この作品の感想ノート
有世けいさま
今回も素敵なお話をありがとうございました!
お母さんはこの家族の中心で、なくなった後も存在している人なんですね。
旦那さんのことはもちろんだけど、息子のことも、そして未来のお嫁さんのことも考えて…。
でもきっとこのカードや手紙を用意している時間は、自身の病気のことも、その先の死のこともちょっと脇に置いておける時間だったのではなかったのかな?と思いました。
残される人も辛いけど、残していく人も覚悟が必要、そんな風に思いました。
夫も息子も共犯者であり、優しい裏切り者。
素敵な家族ですねー。
次のお話も楽しみにしています。
きむねーさん
2020/11/14 13:41
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