放課後プリンセス
恋愛(学園)
0
須坂コウ/著
- 作品番号
- 1618612
- 最終更新
- 2023/10/10
- 総文字数
- 45,452
- ページ数
- 99ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 4,958
- いいね数
- 0
緩く巻いた長い髪も、
フリルのついた洋服も、
ヒラヒラのスカートも、
大きなリボンも、
私には似合わないって知っている。
「九条って、男みたいだな」
あの日、放たれた悲しい呪縛が
私の憧れを心の奥に追いやった。
私は、お姫様にはなれない。
*
高身長の美形な女子高生
九条 忍
×
いつも寝てばかりいる美形な男子高校生
一ノ瀬 葉
*
「私が、王子様……?!」
お姫様になれなかった私が、
文化祭で王子様役を演じることに。
「愛美ちゃん、本物のお姫様みたい」
憧れのドレスを着るのは、
本当のお姫様だけ。
男みたいな私には、
どれだけ手を伸ばしても届かない。
「守られてばいいんだよ。
九条は女の子なんだから」
諦めたはずの憧れを、
君だけは手を離さずにいてくれたんだね。
「九条、それは可愛すぎ……」
「なっ……?!」
* 放課後プリンセス *
放課後の間だけ、魔法をかけて。
フリルのついた洋服も、
ヒラヒラのスカートも、
大きなリボンも、
私には似合わないって知っている。
「九条って、男みたいだな」
あの日、放たれた悲しい呪縛が
私の憧れを心の奥に追いやった。
私は、お姫様にはなれない。
*
高身長の美形な女子高生
九条 忍
×
いつも寝てばかりいる美形な男子高校生
一ノ瀬 葉
*
「私が、王子様……?!」
お姫様になれなかった私が、
文化祭で王子様役を演じることに。
「愛美ちゃん、本物のお姫様みたい」
憧れのドレスを着るのは、
本当のお姫様だけ。
男みたいな私には、
どれだけ手を伸ばしても届かない。
「守られてばいいんだよ。
九条は女の子なんだから」
諦めたはずの憧れを、
君だけは手を離さずにいてくれたんだね。
「九条、それは可愛すぎ……」
「なっ……?!」
* 放課後プリンセス *
放課後の間だけ、魔法をかけて。
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