いつかのエチュード

恋愛(その他)

ヴィクトリアマンソン/著
いつかのエチュード
作品番号
1617088
最終更新
2021/12/20
総文字数
28,273
ページ数
14ページ
ステータス
完結
PV数
8,582
いいね数
4
「夫人のサロン用練習曲にすぎない」

名指揮者であり、ピアニストでもあるハンス・フォン・ビューローの言葉。
彼はかつてピアノの詩人と言われたフレデリック・ショパンの『黒鍵のエチュード』についてそう語ったそうだ。


大学時代からずっと一緒に過ごしてきた研修医の和樹と夏海。
医師という仕事に対する不安も多い夏海と真逆に現状を楽しんでいると言う和樹はいつだって羨ましい存在。
そんな和樹の想いの先にいる女性の存在に気づいてしまったこと、そしてそんな夏海を気にかけてくれる医局の先輩のこと。

「ねえ、それってけっこう、愛じゃない?瑛子さんとは違うかもしれないけど」


あらすじ
*『エスプレッシーヴォ』で出てきた弟、和樹とその同級生の夏海という女の子を主人公に書いてみました。
『エスプレッシーヴォ』を読まなくてもお楽しみいただけるかと思います。
純愛とは違うかもしれませんが、後味よく読めるお話にしたつもりです。
仕事に恋愛に悩ましい女心ですが、楽しんでいただけましたら幸いです。
また、ショパンの『黒鍵のエチュード』もよろしければぜひお楽しみくださいませ。

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

ヴィクトリアマンソン 様
作品ごとの登場人物が絡み合い、その時々の主人公であるので、お話を読みながら、どの人物にも感情を移入してしまいました。
人を愛する切なさ、哀しさ、伝わらない伝えられないもどかしさに、何度となく胸が苦しくなりました。
この短いページに、ギュッと詰まった素敵なお話を、もっともっと読んでいたいという気持ちでいっぱいでした。
次の作品も楽しみにしております。

2020/10/04 10:48

何だろう。。。淡々と進んでいっているようで、
人のもどかしい程の不器用な気持ちが、渦巻いている、それは決して穏やかとは言い難いのに、日常のルーティンのように過ぎていく。
愛おしい不器用な大人たちの、透明な世界が
とても好きです。
勝手な思いの世界を妄想して、申し訳ないのですが、読むことが愉しいです。

2020/10/04 07:16

この作品のひとこと感想

すべての感想数:6

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