藍色の夜
恋愛(ピュア)
完
0
夢結彗/著
- 作品番号
- 1594470
- 最終更新
- 2020/03/18
- 総文字数
- 4,272
- ページ数
- 20ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 4,217
- いいね数
- 0
見つめられるだけで幸せだった。
挨拶できるだけで幸せだった。
想えるだけで幸せだった。
いつから...それが変わってしまったのだろうか。
想うって、誰かを好きになるって、すごくしんどい。
いくら注いでも溢れるくらいには持て余しているのに、別に見返りだって求めてないのに、それでも何かが足りなくて、ずっとその、足りない何かを探してる。
否、本当は違うの。
『探してた』
こっちの方が何倍も正しい。
だって...私には、もう探すだけの元気も、根性も何も残ってない。
でも諦めることも出来なくて。
光の見えないトンネルの中をずっとずっと歩き続けてるような...そんな感覚だった。
そのことを悲劇のヒロインかのように嘆いて、でも結局仕方ないって自暴自棄になって、なんて...そんなこと続けてたけれど。
このトンネルを壊したら、私は瓦礫に潰されて何もかもを失うのかもしれない。
少なくとも大きな傷を負うことは確かで。
それでも、もう終わらせないと。
生き地獄よりも死んで地獄に行けた方が幾分か楽な気がしたから。
___ごめんね。
貴方にこの本当の意味は伝わるでしょうか。
挨拶できるだけで幸せだった。
想えるだけで幸せだった。
いつから...それが変わってしまったのだろうか。
想うって、誰かを好きになるって、すごくしんどい。
いくら注いでも溢れるくらいには持て余しているのに、別に見返りだって求めてないのに、それでも何かが足りなくて、ずっとその、足りない何かを探してる。
否、本当は違うの。
『探してた』
こっちの方が何倍も正しい。
だって...私には、もう探すだけの元気も、根性も何も残ってない。
でも諦めることも出来なくて。
光の見えないトンネルの中をずっとずっと歩き続けてるような...そんな感覚だった。
そのことを悲劇のヒロインかのように嘆いて、でも結局仕方ないって自暴自棄になって、なんて...そんなこと続けてたけれど。
このトンネルを壊したら、私は瓦礫に潰されて何もかもを失うのかもしれない。
少なくとも大きな傷を負うことは確かで。
それでも、もう終わらせないと。
生き地獄よりも死んで地獄に行けた方が幾分か楽な気がしたから。
___ごめんね。
貴方にこの本当の意味は伝わるでしょうか。
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