優しい三途の川の渡り方

その他

氷高 ノア/著
優しい三途の川の渡り方
作品番号
1590023
最終更新
2020/03/21
総文字数
37,656
ページ数
29ページ
ステータス
完結
PV数
3,470
いいね数
1
ランクイン履歴

その他45位(2020/03/28)

ランクイン履歴

その他45位(2020/03/28)

さあ!人生最期の日だ!

世界が明るい。こんなにも楽しくて良いのだろうか。

きっと、まともな人は許してくれない。
誰しも私を止めるだろう。



カードで『死に方』を選んで、最高の服を身に纏い(マトイ)、最高の食事を済ました後、「あぁ、これで最期なんだ」って噛み締めながら、死ぬんだ。


我ながら最高の計画だ。


午前四時。
暗闇の中、トランプに『死に方』を書き始めた。




START▷2020.01.08.
FINISH▷2020.03.21.


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素敵なレビューをありがとうございます

Nia.様


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あらすじ
自殺願望を持った女性・若村有利は、今日を最高の一日にして、死ぬことを決意。
トランプで選んだ死に方の為に、あらゆる所へ向かっていた。
その途中、とある不思議な男に出会う。
それは、「死にたいのなら死ねば」と言うような男だった。
死にたい人間×生きたい人間。
そんな二人の最高の一日が終わりへと向かう中、互いの過去が明らかになり───

真実を知った後、予想外の切ない展開が待ち受ける!

この作品のレビュー

★★★★★
2020/03/25 10:08
投稿者: Nia. さん
生と死 その狭間にある人生観に息詰まる

何度も何度も騙された… 「生きなきゃダメ」「これから良いことがあるかもしれないじゃん」。そう言うのは簡単。でも、誰がそれを保証してくれる?所属している組織から抜け出せばいい?それが出来たらこんなに追い込まれないよ。など、負の連鎖に一度入り込んでしまえばなかなか上手く抜け出せない。それを有利本人の"考え"が物語っていました。 私は、救いたい。そう思います。でも、それはただのエゴなのかも。相手は望んでないかもしれない。真っ向から否定するのではなく、受け入れ、そこからナガトのように相手の意見を聞く。それが大事なのだと教えられました。 では、どうすれば良いのか。実際、一人一人の価値観に正解も不正解もない。だからそれを押しつけては駄目で、色んなレンズから物事を見て、自分が思う最善の道を選ぶ。けれどそれが出来るのはやはり「生きている」からであり… 生と死…この難題を美文が綴っていました。

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この作品の感想ノート

返信うれしいです。
心が救われます。

2020/06/21 19:19

共感しました。
コロナで仕事失い友達だと。おもっていた日とに、裏切られました。
この作品に、うなずけます。

2020/06/21 17:20

この作品のひとこと感想

すべての感想数:16

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