吸血鬼だって殺せるくせに

ファンタジー

大野原幸雄/著
吸血鬼だって殺せるくせに
作品番号
1569607
最終更新
2019/08/07
総文字数
56,304
ページ数
9ページ
ステータス
未完結
PV数
69
いいね数
0
俺の名前はバージニア・フェンスター。
世界中の歴史とか小話を歌にして旅をしている、しがない吟遊詩人さ。

今回、俺が話そうと思っているのは、ジェイスというモンスタースレイヤーの話だ。
悪魔とか怪物とか…依頼があれば何だって倒す狩人さ。

ジェイスは俺よりも6つも年下で、小さい頃からよくつるんでた。

モンスタースレイヤーとしての腕はかなりのもんだ。
いろんな国にジェイスの噂話があるくらいさ。まぁ、そのほとんどは俺が歌で広めたんだけどね。
え?…ちょっとは誇張したりはしたが、ほとんど実話さ。


ジェイスはずいぶんな変わり者だった。
あんまり人と話すのは好きじゃないらしく、職人気質って言うか…無愛想な感じだ。

モンスタースレイヤーのクセにモンスターを殺すのが好きじゃなくてな。
「怪物狩りはもうたくさんだ…」なんて言いながら、自分で首をはねた巨大なドラゴンの上で酒を飲むようなヤツさ。
とにかく変わってる。


だから実際、これから俺が話す物語には…
怪物との壮絶な戦いとか、悪魔との死闘はあんまり出てこない。

物語の本筋はそこじゃないんだ。
怪物よりも、むしろ人間と向き合う物語さ。



さてと…

前置きはこんくらいにして、本題に入るとしよう。
今回の話は、ジェイスがとある人物を探してフュリーデント公国という国に入るところから始まる。

フュリーデント公国は美しい自然とワインに溢れたいい国だ。
食べ物も豊富で金もあるが、ベルドランサという国と長い間戦争をしてる。

とりあえず今日は、ジェイスが誰を探すためにフュリーデントにやってきたのか…
そこんとこまで話をしてやろう。


あらすじ
怪物を殺すのが嫌いなモンスタースレイヤー・ジェイス。
ジェイスは、母国の宰相から命令を受けてとある人を探していた。
女好きのチャラい悪魔・ディページを旅のお共に、様々な人と出会い、怪物と対峙していく。
しかしジェイスはこの旅の終わりが来ないことを望んでいた。

イラスト:キヨミズ

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