魔法少女戦闘記

ファンタジー

麟道/著
魔法少女戦闘記
作品番号
1555702
最終更新
2019/05/04
総文字数
5,925
ページ数
7ページ
ステータス
未完結
PV数
682
いいね数
0
気がつけば私は真っ黒な殺風景の場所に居た。
「ここはどこ…?」
どうしてここにいるのか、ここがどこなのか、どうやって来たのか何も分からなかった。
私は学校の制服を着ていて、足元はなぜか裸足だった。
学校の帰りに何かあった…? だめだ。全く思い出せない。
聞こえる音は私のペタペタという足音だけ。
「どうやったらここから出られるんだろう…」
「知りたいですか?」
私の声じゃない声が初めて聞こえて顔を上げた。そこには
綺麗な金色の髪をした女神様のような人が立っていた。
「貴方は!?ここはどこ!?どうやったら出れるの!?」
「まぁ慌てないで、まずはこれを見てください「
そう言って女神様は大きなスクリーンのような物を反映させた。そこには私も見たことがある日本の夕方のニュース番組が放送されていた。
「今日の夜7時ごろ、学校の帰宅途中の女子高生がトラックに轢かれ死亡しました」
リポーターがいる事故現場は私の通学路だった。そして、
「死亡したのは17歳の花宮香奈はなみやかなさんです」
死亡と表記された被害者の名前、そして顔写真、それは私だった。
「わかりましたか?貴方は死んでしまったのです。普段ならこのまま天国に行くか、地獄に行くか私が決まるのですが、貴方は若いのである事を条件に現世へ生き返らせてあげましょう」
確かに私はまだやり残した事は沢山あるし、ましてや死んだなんて信じられなかった。でも…
「女神様、私は本当に死んだのでしょうか?トラックに轢かれたときなんて全く思い出せないですし」
「あら、信じてないみたいですね。それではこの写真を見たら信じてくれますか?」
そう言って女神様は指をパチンと鳴らしてスクリーンに写真を映し出した。その写真は私だった。いや、正確に言えば私の死体だった。 全身が赤い血で染まっており、手と足は曲がってはいけない方に曲がっている。お腹からは内臓が飛び出していた。
「っ…。オェェ」
私は私の死体を見て嘔吐してしまった。
これが私?嘘?
「あら、少し刺激が強すぎたようですね。しかし残念ながらこれは真実なのです。どうしますか?生き返るための条件受けますか?」
「わかりました。受けます」
あらすじ
不運な事故により命を落とした女子高生、花宮香奈
生き返るために女神様から出された条件、それは魔法少女になって世界を救う事だった。
しかしこの選択が香奈の2回目の人生の悲劇の始まりだった。
グロテスクなシーンや裸足フェチの為のシーンが多めになっています

この作品の感想ノート

序盤から刺激的な部分があって、これから繰り広げられるであろう戦闘が楽しみです。(バトルもの好き)普段身につけているものが魔法少女になると身につけられなくなるという設定も斬新で面白かったです。主人公がどんな魔法を使うのか、どんな武器なのか、楽しみです!

カゼヨさん
2019/05/02 14:49

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