そういう関係、教えてください。
恋愛(学園)
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雪乃愛雛/著
- 作品番号
- 1534463
- 最終更新
- 2018/11/27
- 総文字数
- 0
- ページ数
- 0ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 0
- いいね数
- 0
放課後。他の誰もいない教室。いるのは私と綾乃だけ。
綾乃はすやすやと眠っている。いつものこと。それを起こすのは私の役目…
「綾乃…起きて、そろそろ下校時刻」
「…ぅん…もう少しだけ」
「ダメ、先生が来たら怒られる」
「…美月姫も一緒に怒られようよ」
机にうつ伏せたままそんなことを言う。いつものことだ。
「いや。怒られるのだけは、めんどくさいから。」
「じゃあ、なんで待ってくれるの?帰ればいいのに、そしたら怒られないよ?」
にやりとこちらを見て言う。
別に理由なんてない、それが私の役目。ただ、そういう関係でしかない。恋だの愛だの深い意味はない。
にやにやとこちらを見る彼を冷たい目で見返す。
すると、はぁー…とため息をついてだるそうに口を開く。
「そーだよね。美月姫と僕はそんな関係にはなれないもんね。」
そう。私たちがそういう関係になることはないだろう。
あの日の約束がそれを証明してる…。
綾乃はすやすやと眠っている。いつものこと。それを起こすのは私の役目…
「綾乃…起きて、そろそろ下校時刻」
「…ぅん…もう少しだけ」
「ダメ、先生が来たら怒られる」
「…美月姫も一緒に怒られようよ」
机にうつ伏せたままそんなことを言う。いつものことだ。
「いや。怒られるのだけは、めんどくさいから。」
「じゃあ、なんで待ってくれるの?帰ればいいのに、そしたら怒られないよ?」
にやりとこちらを見て言う。
別に理由なんてない、それが私の役目。ただ、そういう関係でしかない。恋だの愛だの深い意味はない。
にやにやとこちらを見る彼を冷たい目で見返す。
すると、はぁー…とため息をついてだるそうに口を開く。
「そーだよね。美月姫と僕はそんな関係にはなれないもんね。」
そう。私たちがそういう関係になることはないだろう。
あの日の約束がそれを証明してる…。
- あらすじ
- 何に対しても冷静な帝 美月姫は名門高校に通う2年生。美人で成績優秀ということもあり有名だが、その性格と名前から「雪月花の女王」とも、呼ばれている。恋をしたいと思うが、できない理由があるらしい。その関係の鍵となるは、綾乃太陽。同じ学校に通う1年生。首席で入学し、顔は整っているため年齢問わず人気がある。いつも気だるそうにしているのには理由があって…?「それだけの関係」の真相とは…?
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