その誕生日はきっと誰かの特別な日。

恋愛(ピュア)

月の中のうさぎの耳/著
その誕生日はきっと誰かの特別な日。
作品番号
1532296
最終更新
2018/11/21
総文字数
18,437
ページ数
20ページ
ステータス
完結
PV数
51,789
いいね数
2
坂本 音羽 今日は誕生日。
私にとって一年に一回主役になれる日。
だから朝から携帯におめでとうが届く。
会社でも皆に教えておめでとうと言われる。

そんな特別な日。

ただ、
平日だから?

誰も食事にもお茶にも誘ってくれない。

仕事もちゃんちゃんと終わって夕方になった。

やはり何の誘いもなく、ただ普通の人同じようにお疲れさまと帰った日。

他の人にとっては普通の日だった。
私の誕生日は私だけの特別な日だっただけ。


がっかりして部屋に戻る途中、声をかけてきたのは同期の秋吉 匠。
しょうがないと誘われ、気まぐれにプレゼントを出されて。

誕生日にすれ違った思いが、どんどん気まずいくらいの溝になり。


来年の誕生日はどうなるんだろう?

そんな数日のお話。

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