【短編】井上さんの毛先が今日も

恋愛(ピュア)

雨乃めこ/著
【短編】井上さんの毛先が今日も
作品番号
1529931
最終更新
2023/10/19
総文字数
3,864
ページ数
11ページ
ステータス
完結
PV数
13,705
いいね数
2
癖っ毛で、クルンとした彼女の細い毛先が。


授業中、さりげなく揺れるたびに。


勝手に上がってしまう口角を隠すように、


僕は毎回、頬杖をつく。


「井上さんの髪、いいよね」


誰かがそういったとき、


知っているのは僕だけでいいと思った。


一度でいいから触れてみたい。


窓から流れてくる風に、彼女の髪がなびくたび


シャンプーの香りが鼻をかすめて


「触りたい」


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この作品のレビュー

★★★★★
2021/06/08 00:10
投稿者: 赤木 なこ さん
とんでもない髪フェチのお話

つまりポニーテールって最高だなってお話ですね!!雨乃めこさんが言いたいこと分かりました(※違います) 少し癖っ毛な女の子って可愛いんです。 髪の毛がふわふわしてて 太陽で透かした真っ白なレースカーテンのような純情さを感じます。 川澄君の欲望の目が殺気に変わっていたのか、井上ちゃんが嫌われてたんじゃないかって勘違いしてたのも納得。 やだ、かわいい、ピュア。 他の男子たちより川澄君の井上ちゃんの髪への信念。 いや井上ちゃんの髪だから好き。 つまり井上ちゃんがスキ!!! =ハッピーエンド!!!

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