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隣の彼はかまってちゃん

作品番号
1521061

最終更新日
2019/7/22

隣の彼はかまってちゃん

黒瀬 桜花/著 ジャンル/恋愛(学園)
65ページ
PV数/1,082・総文字数/60,505

◌⑅⃝♡♡⑅⃝◌





心地の良い静けさに包まれた、放課後の図書室。


お気に入りの本を読む私の右隣から、
視線を送る男子が一人。




「水谷さんっ、今日は何読んでるの?」




彼は今日も、めげずに読書の妨害をしてくる。

本を読んでいる人を見て、わざわざ話しかけるなんて、
彼は飛んだ強者らしい。




「……無視が一番、悲しいなぁ」


「え、待って待って! あの水谷さんが、話しかけてくれたっ……!」




無視をしたら拗ねちゃうし、こちらから話しかけたら
調子に乗っちゃう。


右隣の人がかまちょすぎて、
少々困っています。




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読書が好きな女の子
水谷 綺杏
--Mizutani Kikyo--

×

かまちょな犬系男子
林 祐磨
--Hayasi Yuma--


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彼のことを最初はうるさいとか、
鬱陶しいって思ってた。


大好きな読書の邪魔をする、嫌な人だと
思っていた。




「俺、そういう話をしてる時の水谷さん、好きだよ」




だけど次第に、かまちょな彼の新しい顔を知るたび
私の心は溶けていく______。



拗ねて頬を膨らます子供のような無邪気さとか
太陽のように明るく笑う一面に



______どうしてか、心が揺さぶられるんだ。




彼の隣で本を読むと、不思議と嫌な気がしない。
むしろ心地良く感じてしまう。


それはきっと、彼の周りは陽だまりのように
暖かいせいだ。



だからきっと、私は今日も明日も
静かじゃない図書室へ通い続ける。




「あっ、水谷さん!」




右隣に居る、かまちょのために。






【隣の彼はかまってちゃん】

start♡*⇝2019-03-15


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