―もっと、刺激的な恋を。―

あの日、あの事故で、俺は死んだ。

でも、大切な彼女を守れて死ねて良かった。

彼女が幸せになりますように…。

そう願ってた。

でも、自己満足だったのかもしれない。

彼女の辛い顔、泣きそうな顔、絶望したような顔。

見てるだけで支えてやることも出来ない。

涙をぬぐうことすら出来ない。

なぁ、茉尋…。

笑ってくれよ。

幸せになってくれよ……。

五十嵐 凌 (Ryo,I)

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目が覚めたとき、一人ぼっちになった私。

凌、何で置いていっちゃったの？

貴方が居なくなってから、世界がモノクロです。

あの、暖かい手でもう一度触れて？

あの、優しい笑顔をもう一度見せて？

あの、心地よい声で｢好きだ｣って言って？

……こんなこと願ってももう、全部叶わない。

凌、どこにいるの？

池田 茉尋 (Mahiro,I)







2018 6/13 執筆開始