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☆君の温もりが恋しくて

作品番号
1462041

最終更新日
2018/9/13

☆君の温もりが恋しくて

神楽夜翠/著 ジャンル/恋愛(純愛)
29ページ
PV数/1,796・総文字数/11,344




何度も、繰り返しに夢を見る。


『おいで』


幼い私の手を引く、貴方。


『さよなら』


ずっと、繋いでいたはずの手。


それを、先に離したのは……どっち?


◇◆◇


美月那智(みつき なち)

父親を知らず、母親に育児放棄された。
我慢強く、人に甘えることが苦手。




神宮寺大和(じんぐうじ やまと)

この国で一番大きく、有名な神社の跡取り息子。
明るく、一見、神社の息子に見えない。
那智を昔から好きだが、“兄”として慕ってくれる那智に手を出せずにいる。


◇◆◇



『……似てたから、付き合った。でも、無理だよな……世界中探したって、那智みたいな子は見つからない』


ずっと、恋い焦がれた女の子。


忘れたくて、忘れたくて。


でも、忘れられなくて。


『心配しないなんて無理だよ!大和兄、顔色悪いし!いっつも、私の心配ばかりしているから……頼りないけれど、私を頼ってくれても、良いんだよ?』


柔らかく、優しい君を、ただ、俺は求めて。


『……っ、何で、俺は、那智のことになると、こんなに余裕がないんだ……?』


昔は生まれなかった、こんな感情。


『泣いても、良いんだよ?悲しいときは』


小さな手が、頬を撫でる。


細い腕が、包み込む。


いつだって、無邪気に、不器用に、俺を救い、守ってくれるそんな君が、ずっと、好きなんだ。


胸が締め付けられて、苦しくなるぐらいに。


『放っておけないんだよ。いつだって、笑っているから……笑おうとするから。だから、守ってあげたくて……愛しいんだ。…………誰のことか、分かってる?』


*2017.10.6 start*


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