みつめて、赤。ふれれば、恋。
恋愛(学園)
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砂糖 鮎/著
- 作品番号
- 1453820
- 最終更新
- 2017/09/29
- 総文字数
- 40,747
- ページ数
- 51ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 906
- いいね数
- 0
才色兼備の彼が初めて恋したのは、
林檎のような頬を俯ける女の子。
同じ美化委員で
花壇の掃除を担当する事になった二人は、
煌生の提案により
ある秘密の特訓を始める。
「俺の事、好きなの?」
ひたむきに、健気に、いじらしい彼女を
守りたいのに。
大切にしたいのに。
真っ赤な頬に触れると、
齧り付きたくなる。
甘い蜜を啜って、
…食べ尽くしてしまいたい。
「先輩、手が、あの…手が」
誰からも好かれる人気者、神様みたいな彼に
近付きたいのに。
真っ直ぐ前に立ちたいのに。
真っ赤な頬のせいで、
上手く目も見れない。
恥ずかしくて、
…消えてしまいたい。
俯く少女、染まる頬。
隠したい。触れたい。
見ないで。こっちを見て。
ゆらめく赤は
見つめて、触れて、恋になる。
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